2017年度入試
出題分析と入試対策
  北海道大学 英語

過去の出題内容

2017年度

問題番号 分野 内容
1 読解 問1 下線部に該当するものを選択
問2 下線部内容説明
問3 空所補充
問4 下線部内容説明
問5 下線部の理由選択
問6 内容と合致しないものを選択
2 読解 問1 同義表現選択
問2 空所補充
問3 下線部和訳
問4 下線部内容説明
問5 下線部と合致しないものを選択
問6 内容と合致しないものを選択
3 自由英作文 「日仏の仕事と生活のバランスの比較」
A 筆者と友人がどのように知り合って親しくなったのかについて、本文の内容に合うよう文章を完成させる
B 友人ピエールの生活を説明する文章を完成させる
C 「日本のワーク・ライフ・バランスのメリットとデメリット」について、理由を挙げて70~100語で考えを述べる
4 会話文要約 会話文の内容に合うよう要約文の空所を埋める

2016年度

問題番号 分野 内容
1 読解 問1 下線部の根拠説明
問2 下線部和訳
問3 空所補充
問4 空所補充
問5 下線部の理由選択
問6 内容と合致するものを選択
2 読解 問1 空所補充
問2 下線部和訳
問3 空所補充
問4 下線部和訳
問5 下線部の理由選択
問6 内容と合致するものを選択
3 自由英作文 「車ではなく自転車で通勤を!」
A 車の非能率性について、本文の内容に合うよう要約文の空所を埋める
B 車の運転よりも自転車に乗ることの方が健康に良い理由を2つ本文から挙げる
C 「都市に住んでいる人はみんな自転車で通勤するべき」という考えに、理由を最低2つ挙げて70~100語で反論する
4 会話文要約 会話文の内容に合うよう要約文の空所を埋める

2015年度

問題番号 分野 内容
1 読解

問1 下線部の語が使われている理由を選択

問2 下線部内容説明
問3 下線部和訳
問4 下線部内容説明
問5 下線部の理由選択
問6 内容と合致するものを選択
2 読解 問1 空所補充
問2 下線部内容説明
問3 下線部和訳
問4 下線部内容選択
問5 空所補充
問6 内容と合致しないものを選択
3 自由英作文 「ホームスクーリングについて」
A 学校に通学せず、家庭で学習を行っている子どもたちが社会的な孤立を避けるために用いている手段を答える
B 親が子どもを学校に通わせていない理由を2つ答える
C 「日本でもホームスクーリングを奨励すべき」という考えに、理由を最低2つ挙げて70~100語で反論する
4 会話文要約 会話文の内容に合うよう要約文の空所を埋める

出題分析

総論

例年通り「読解2題」、「作文1題」、「会話文要約問題1題」の大問4題の構成であった。全体的に受験生には比較的取り組みやすい問題であったと言えるだろう。
読解問題12の本文を合わせた総語彙数は昨年とほぼ同程度であり、内容的にも昨年並みと言える。今年の読解問題のテーマは1「ダークツーリズムについて」、2「ヴァナキュラー建築について」であった。
3の作文の問題は出題形式に変化はなかった。例年通り「今」と関わりがあるテーマが出題されている。今年のテーマは「日仏の仕事と生活のバランスの比較」であった。問題文は読みやすく、Question AとQuestion Bは比較的書きやすかったのに対し、Question Cが昨年より大幅に難化した。解答作成に苦労した受験生が多かっただろう。
4は選択肢の与え方が以前の形式に戻った。要約文と選択肢を見るだけで埋めることができるものもあるので、要約文から読むのも一つの方法であろう。語法の知識、熟語力が求められる場合も多く、文法・語法問題としての側面も兼ね備えている。

設問ごとの分析(2017年度)

問題番号 出題形式 分野・テーマ(表題) 問題レベル
1 客観・記述 読解「ダークツーリズムについて」 標準
2 客観・記述 読解「 ヴァナキュラー建築について」 標準
3 記述 自由英作文「日仏の仕事と生活のバランスの比較」 標準+難
4 客観 会話文要約「現代は監視社会なのか?」 標準

2017年度の特徴

今年度の問題で注目すべき点は下記の通りである。

1.読解問題で「一致しないもの」を問う設問が復活した。

2.「下線部のように言える根拠(理由)」を問う設問が、多少違う形式ではあるが今年も出題された。

3.作文問題の語数指定が従来の形に戻った。

入試対策 〈合格への学習対策〉

読解問題

北大特有の特殊な設問が出題される、ということはないので、まずは土台となる読解力を身につけ、正確に英文を読む力を養成することが何よりも大切である。当たり前の話だが、読めなければ解けないのであって、基礎となる読解力も身についていないのに、設問対策にいくら取り組んでも意味がないことを肝に銘じてほしい。

作文問題

「自由作文」形式の問題が出題されるからといって、ただひたすらその種の問題に挑戦するのは得策ではない。まずは、例文集や教材に載っている例文を暗記し、基本的な英文をインプットすることが大切である。そしてそれをモデルとして利用し、それに修正を加えながら英文を作成していくことが受験生には最善の策であろう。また自由作文の問題では書かされるテーマについての最低限の知識が不可欠であることは言うまでもない。広く社会の出来事に興味を持つことが間接的にせよ自由作文対策になることを肝に銘じておいてほしい。
北大の作文問題は近年、設問がA~Cに分かれている。このうちAとBは与えられた英文を基に答える英問英答形式の問題で、Cは自分なりに考え、解答を作成する問題になっている。まずはAとBのタイプの問題にしっかり答えられるだけの力を付け、徐々にCにも対応できるだけの力を磨いていくといいだろう。

会話文要約問題

会話文を読み、その要約文を空欄補充形式で完成させる問題。空欄補充問題としての側面(会話文の内容とは無関係に要約文の中だけで熟語・語法の知識で正解が決められる問題)と、要約問題としての側面(会話文を読まなければ埋められない問題)が同居している。場合によっては、要約文の方を最初に読み、埋められる範囲の空欄をすべて埋めたあとで、会話文の方に進む方が効率的なこともある。過去問や実戦模試の場でいろいろな解法のパターンを試し、自分にとって「一番心地よい解き方」を探っておくことが大切である。
※本ページ内容は一部のコメントを除き、駿台文庫より刊行の『青本』より抜粋。