駿台入試ニュース 2017 VOL.8
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2017年度国公私立大入学者選抜実施状況の概要別表PDF

国立大の志願者数は減少、公立大・私立大の志願者数は増加

○一般入試:
私立大志願者数は11年連続増加も、合格者数は減少
○AO入試:
国立大・公立大・私立大の全てで入学者数が増加
大阪大が「世界適塾入試」としてAO入試と推薦入試を新規実施

○推薦入試:
私立大で入学者数5,000人増加

2017年度国公私立大入学者選抜実施状況の概要

文部科学省より、国公私立大入学者選抜実施状況の概要の2017年度版が発表されました。

国立大の志願者数は減少、公立大・私立大の志願者数は増加

2017年度の志願者数は、国立大では2,652人(0.7%)の減少でしたが、公立大では3,483人(2.2%)、私立大では243,657人(6.6%)増加しました。この結果、全体では244,488人(5.8%)の増加となりました。

一般入試:私立大志願者数は11年連続増加も、合格者数は減少

2017年度の一般入試の志願者数は、国立大は3,518人(1.0%)の減少で6年連続減少、公立大は2,514人(1.8%)増加し2年連続の増加となりました。なお、公立大の志願者数には独自日程で実施された国際教養大、新潟県立大の志願者数を含んでいます。私立大は227,855人(7.2%)もの増加で11年連続増加となりましたが、合格者数は15,336人(1.6%)減少しました。これは私立大の入学定員管理の厳格化に伴い、特に収容定員8,000人以上の大規模な大学で合格者数の絞り込みが続いているためです。これにより実質倍率は3.2倍→3.5倍へと0.3ポイントアップし、私立大全体としてやや厳しい入試になったことがわかります。

AO入試:国公私立大で入学者数増加

2017年度のAO(アドミッション・オフィス)入試は、国立大54大学178学部、公立大26大学36学部、私立大474大学1,241学部で実施され、実施大学数は9大学増加、実施学部数は68学部増加し、実施大学・学部は増加傾向にあります。入学者数は、国立大では455人(16.3%)、公立大では71人(10.3%)、私立大では1,489人(2.9%)といずれも増加し、全体では2,015人(3.7%)増加しました。全入学者数に占めるAO入試の入学者数の割合は9.1%と前年度より0.2ポイントアップしました。

なお、新たに実施した大学では、大阪大が後期日程を廃止して世界適塾入試としてAO入試と推薦入試を実施しました。AO入試は文、外国語、法、経済、人間科学、理と文系学部を中心に6学部で実施されました。

推薦入試:私立大で入学者数5,000人増加

2017年度の推薦入試は、国立大78大学285学部、公立大84大学172学部、私立大581大学1,748学部で実施され、実施学部数は全体では35学部増加しました。入学者数は、国立大では実施学部数の減少もあり60人(0.5%)減少しましたが、公立大では137人(1.8%)、私立大では5,555人(2.9%)とそれぞれ増加したため、全体では5,632人(2.7%)増加しました。全入学者数に占める推薦入試の入学者数の割合は35.2%で、前年度より0.4ポイントアップしました。

大阪大の世界適塾入試のうち、推薦入試は工、基礎工、医、歯、薬の5学部で実施されました。2017年度入試では薬(薬)が募集人員5人に対して志願者数21人で、志願倍率は実施された学科の中で最高の4.2倍となりました。

(国公私立大入学者選抜実施状況の概要についての詳細は、下記よりリンク先の文部科学省ホームページを ご参照ください。)

平成29 年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/12/1398976.htm