2018年度入試
出題分析と入試対策
  名古屋大学 英語

過去の出題内容

2018年度

大問 項目 内容(設問数) 素材文の主題と長さ
読解 総合 内容説明⑷
語句選択⑴
段落要約⑴
協調性の発達(約660語)
読解 総合 下線部和訳⑴
文挿入⑴
内容一致⑴
内容説明⑵
下線部英訳⑴
鳥の卵の形状を決める要素(約660語)
読解 総合 誤用訂正⑴
同義語選択⑴
内容一致⑴
課題英作文⑴
趣味が仕事になるか(約560語)
英作文 自由英作文⑴ SNSの年代別使用率について(50語から70語)

2017年度

大問 項目 内容(設問数) 素材文の主題と長さ
読解 総合 内容説明⑶
下線部和訳⑵
空所補充⑴
人文科学教育の重要性について(約820語)
読解 総合 内容説明⑵
下線部和訳⑵
段落補充⑴
ホタルのコミュニケーション研究について(約540語)
読解 総合 内容一致⑵
内容説明⑴
空所補充⑴
課題英作文⑴
美術展について(約640語)
英訳 英作文⑶ ⑴ 海洋環境について(47字)
⑵ コミュニケーションの恩恵について(62字)
⑶ 料理の効用について(47字)

2016年度

大問 項目 内容(設問数) 素材文の主題と長さ
読解 総合 下線部和訳⑵
内容説明⑵
文整序⑴
空所補充⑴
文の読みと理解のプロセスの複雑さ について(約740語)
読解 総合 下線部和訳⑵
空所補充⑵
水と生態系の関係について(約490語)
読解 総合 同意語句⑴
内容説明⑵
空所補充⑴
内容一致⑴
課題英作文⑴
自転車の長所について(約670語)
英訳 英作文⑶ 沖縄の平均寿命をのばす試みについて(約420字)
⑴(約50字)⑵(約55字)
⑶(約65字)

出題分析

分量

設問に使用される英語まで考慮すれば、全体的に見て昨年と大きな変化はない。おおむね全部で2000語程度と考えておいてよさそうだ。試験時間からして妥当な分量である。

パターン

2018年入試にはいくつか特徴的な設問が見られた。まず全体を見ると、単語や記号を書くだけなどでない本格的な記述式の設問(日本語)が5つあったが、そのうち和訳問題は1問のみで、あとは説明問題であった。Ⅰでは複数の学者の意見をとらえる問題や段落の要約を考える問題があり、論旨の展開を把握しながら大づかみに読解する力を試しているようだ。Ⅱの文挿入問題は、挿入すべき個所がすべて段落冒頭の一文であって(2016年ⅡQ3と同形式)、ここでは段落を大づかみに読み取る力が試される。Ⅲは例年通り会話文が素材となっているが、その会話の素材となる文章をまず読ませるもの。その文章中に動詞の誤用が4つあり、それを訂正させる文法問題が出題された。Ⅳは表にある数値情報を素材として自由英作文を課した。名古屋大学としては新形式であった。

内容

Ⅰは子供の心理学的発達がテーマで、複数の学者の見解をそれぞれ紹介するスタイルの文章。Ⅱは従来通り、自然科学系の研究が素材となった。こちらは一人の研究者の理論を紹介する。Ⅲの会話文は職業選択がテーマになっていた。名古屋在住の日本人と思しき男女が英語で会話している。Ⅳは50語から70語で書く自由英作文。書くべきことが具体的に指示してあり、自由度はそれほど高くない。

入試対策

《読解問題対策》

まずは構文を正確に分析すること。和訳問題のみならず、説明問題でも正確さはもちろん必要だ。
正確な構文分析をした上で iti、相手に伝わる日本語を書く練習をしよう。文法に忠実な解釈を達意の文で表現するには不断の練習が欠かせない。
説明問題に対応するためには「分かりにくいところ」を自分なりに言い換えながら読む訓練をすること。文章の中に、言い換え・省略・慣用表現などによって分かりにくくなっているところがあれば、そこは説明を求められるものだと思っておこう。
段落をまとめながら読む習慣をつけよう。「~について」「前の段落のサポート」などという簡単なまとめ方で構わない。それが文章全体の趣旨を理解することにつながる。

《英作文対策》

文法は正確に。日本語を見て「英語の構文に直すとどうなるか」と考える癖をつけよう。その上で、まずは特にVを正確に書くことを心がけるといい。
解釈は柔軟に。英訳問題ではときに高度な語彙が出てくるし、自由英作文問題では、頭の中に浮かんだ日本語を、自信をもって書ける英文に変換する作業を迫られる。いずれにせよ柔軟な解釈力が必要だ。
書ける表現をできるだけ増やそう。英作文は単語レベルの知識に加えて、典型例文の知識も有効だ。英作文の基礎的な教材をいつも座右において、毎日の日課として学習を継続してほしい。
文と文をつないでパラグラフを書く練習をしよう。適切なディスコース・マーカーを用い、情報構造に留意して書けば、単なる箇条書きのような答案になってしまうことはない。
※本ページ内容は一部のコメントを除き、駿台文庫より刊行の『青本』より抜粋。