No.2040

法政大学法学部へ受験合格体験記

坂田 芽衣さん
大学・学部
法政大学 法学部
出身高校
三輪田学園高校
得意科目
世界史
苦手科目
国語
目次

志望は決まっていたのに、受験になかなかスイッチできず

坂田さんの受験勉強スケジュール
高校2年 春 学校で、私大文系コースを選択
高校2年 秋 ダンス部 部活動引退
高校3年 春 別の塾への通塾開始
高校卒業後 春 別の塾を辞め、駿台予備学校へ通学開始

志望大学を決めた時期や、受験勉強を始めたタイミングなど、受験までのスケジュールは?

昔から理系科目が苦手だったこともあり、志望大学は高校2年生のコース選択の時点で「東京近郊の私大文系」と決めていました。部活動はダンス部で高校2年生の10月で引退だったのですが、なかなか頭を切り替えられず…。本格的に受験勉強を始めたのは高校3年生の春からでした。1年間は別の塾に通っていましたが、そちらの指導方法が合わずうまく勉強を進められなかったので、高校卒業と同時に駿台予備学校へ入学しました。
現役時代は、慶應義塾大学や青山学院大学などを志望校にしていましたが、浪人時代に、早稲田大学、明治大学、法政大学などのほうが、自分のカラーに合うのではないかと思い、志望校を変えました。

自分にあったやり方を確立するのが先決

受験勉強の進め方やコツがあれば教えてください。


現役時代は学校と塾の方針が食い違っていて、勉強の方向性が定まらないまま受験勉強を続けていたんです。でも、苦労したにもかかわらず、結果はついてこなくて……。なので、自分にあったやり方を確立するのが先決だと思います。私の場合、駿台の授業は演習を解く“アウトプットの場”、自習室は暗記をする“インプットの場”と役割を明確に分けました。あとは、ひたすら地道に勉強を続けるのみです。結果的に勉強の進め方で迷うことが減り、効率がよくなったと感じました。

課題をやるくらいから、一日7~8時間勉強に

受験勉強を始める前と後で、勉強する時間は変わりましたか?

かなり変わりました。受験勉強を始める前は、学校の課題くらいしか勉強してなかったんです。高校3年生の春からは塾に通い始めたこともあり、朝に1時間勉強をして、学校の後に塾で2~3時間授業を受け、帰宅後も1時間は勉強していました。高校卒業後は8月頃から勉強に本腰を入れるようになって、駿台予備学校の授業に加えて毎日6時間勉強していました。逆に変わらなかったのは睡眠時間。毎日6時間は眠っていたと思います。

駿台に通って世界史がぐんと伸びた

受験期の成績はどのように変化しましたか?また、最も成績が伸びたなと感じたのはいつ頃ですか?


じつは模試の判定や成績は最後まであまりよくなかったんです。受験予定だった大学は軒並みE判定で、現在通っている法政大学も一度だけB判定が取れたくらい。でも、世界史の点数は、駿台予備学校に通い始めてからぐっと伸びました。ちょうど秋頃に受けた模試だったと思うのですが、それまで3割ほどしか取れなかったのが、7割まで取れるようになりました。いまでも、世界史の成績が伸びたおかげで受験に合格したと思っています。

予備校仲間とのコミュニケーションでモチベーションを上げる

受験勉強中、不安になったときはどのようにモチベーションを維持していましたか?


人とお話しすることが好きなので、駿台予備学校でできた友人とたくさんお話ししてモチベーションを上げていました。先ほどお話したとおり、私は最後まで成績が伸びなかったので不安が大きかったのですが、そんなときでも友人と話せば気持ちがすっきりして、「がんばるぞ」という気持ちになれたように思います。

自習室での学習で、環境ストレス耐性をつける

試験当日の雰囲気や、持っていって良かったと感じた持ち物を教えてください。

会場にはたくさんの受験生がいるので、どうしてもほかの受験生の貧乏ゆすりや咳ばらいが気になります。ただ、自分は環境ストレスに弱いと事前にわかっていたので、駿台予備学校の自習室を活用して、日頃から周囲の環境音に慣れる練習をしていました。そのおかげもあって、試験当日は環境音に左右されず集中して問題に取り組めたと思います。
また、受験する大学の数が多めだったこともあり、体調管理にはとくに気をつけていました。風邪を引かないように、食生活にも気を配っていましたね。

散歩やダンスで、受験勉強の気持ちのリフレッシュと体力づくり

受験を終えて、やっていて良かったと感じたことはありますか?


受験勉強中でも、散歩をしたり趣味のダンスをしたりと、運動をおこたらないようにしていたことです。気晴らしになるのはもちろんですが、本番に向けた体力づくりにも繋がっていたんじゃないかと思います。とくに何校も受験する場合、連日テストを受けることもあると思うので、健康は重要です。
また、共通テスト利用(単独型)を受験したのも良かったです。本命の大学を受験する前に合否が出るので、「合格」というお守りを持った状態で受験に臨めるのは、メンタル面でも随分助けられたと思います。

授業がわかりやすく、成績が目に見えて伸びた

駿台予備学校を選んだ理由や、通って良かった点を教えてください。


家族の勧めで駿台予備学校の説明会に参加したのがきっかけです。質問に対する回答の的確さや、受験に対する余裕といった雰囲気に惹かれ、同時に頼もしく感じたのを覚えています。また、自習室などの施設や設備がしっかりしていたのも魅力的でした。
実際に通ってみてすごいと感じたのは、授業のわかりやすさです。とくに現代文と世界史は、噛み砕いて説明してもらえたおかげでスッと理解できましたし、成績も目に見えて伸びました。

入学してみたら、自分に一番合っていたと思える

大学に入ってみて、楽しいと感じたことや良かったことはありますか?

じつは通っていた高校が法政大の近くだったこともあり、小さい頃から見慣れていたので、正直新鮮味は薄かったんです。でも、実際に通ってみると、人間関係で悩むことがないくらい良い人ばかりが集まっていて、とても通いやすい雰囲気でした。外から見たイメージと、実際に中に入って感じる雰囲気とは、当たり前ですが「全然違うんだな」と実感しました。第一志望ではありませんでしたが、いまは、自分にはこの大学が合っているし、合格できて良かったなと思っています。

あきらめずに続ける努力が、将来を切り拓く

受験勉強を経験した先輩として、これから受験を控えている後輩へアドバイスをお願いします。


志望校を明確に定めて、その1校を目指すのも確かに大事だと思います。でも、私のように第一志望には合格できなかったけれど、結果的に通えて良かったと思える大学に入学できるケースもあります。プレッシャーに負けそうな人がいたら、志望校の範囲を広げて、「どこかには合格しよう」というスタンスで頑張るのもありだと思います。
ただ、どこを目指すにしても、あきらめずに受験勉強を続けることが大切なのは変わりません。理想に固執しすぎてあきらめるよりも、柔軟な考えを持って将来を切り拓いてください。

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