Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
旧帝国大学に入りたいという思いがあり、下宿が許されていなかったため関西で通えるところという制限内では、大阪大学か京都大学しか選択肢がありませんでした。3年の11月の大学別入試実戦模試まではとりあえず京都大学を目指していましたが、どう頑張っても日本史論述ができる気がせず、2次に地歴がいらない大阪大学にしました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
やりたいことがきちっと決まっていたわけではなかったので、基本的には「なんでもできそう」という第一印象に従って選びました。ただ、高校までで人間関係にはかなり苦労したものの、幼いころから変わらず人付き合いが好きだったので、人とのコミュニケーションに非常に興味があることも理由の一つでした。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高1
週に1回駿台で英語の授業を受けていた以外は、学校のテスト以外の特別な勉強はしていませんでした。
高2
学校行事がかなり忙しく、駿台の授業をまともにリアルタイムで受けられないことが続きました。ぼんやりと受験の勉強をしなければと焦ってはいましたが、それどころではなく何もできていませんでした。
高3・1学期
高校3年生になったことで「少しは勉強しなければ」と思い机に向かうことが増えましたが、コロナが流行しだしてずっと家にいたこともあり、生活リズムは崩れっぱなしで、受験直前期から考えればほとんど勉強していないようなものでした。
高3・夏
夏休みが短く夏期講習もあったので、学校の勉強と講習の予習復習だけで終わりました。周りより理科・地歴がかなり遅れていることに気づき始め、無理な勉強計画を立てて頓挫し、かなり焦り始めました。
高3・2学期
日本史論述を入試で解くのは不可能だと感じ、以前から視野に入れていた大阪大を第1志望に変えました。ずっと悩みの種だったのでかなり心がすっきりしました。学習状況は周りよりかなり遅れており、二次に必要な教科を優先的に勉強しました。
高3・冬
過去問を解けるレベルでなかったので、共通テストが終わるまで二次の過去問は授業の演習以外ではひとつも解きませんでした。12月中旬から共通テスト用の勉強に切り替え、ひたすら理科・地歴を詰め込みました。自分がやればいいだけだったので、悩むこともなく毎日焦りながら勉強しました。
入試直前
半分以上浪人を覚悟していましたが、「足掻けるだけ足掻こう」と思って前日まで知識の詰め込みと演習とその反省をひたすら繰り返しました。自己嫌悪の時間が一番無駄だと思うようにしていました。直前期から成績が上がり、演習講座の順位が上位で安定し少し可能性を感じていました。
入試本番
他人を見ると賢そうに見えるので見ないようにして、必要ないときは眼鏡をはずしていました。浪人ということが大前提でしたが、もしかしたらもしかするかもしれないという謎の自信がありました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール
ほとんどのSNSは早い時期から絶対に見ないようにしていて、ごくごく少数の友人と繋がっているアカウントだけたまに見ていました。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ
「ここ何だっけ?」と思った時にパッと見返せないのがすごくストレスだったので、どの教科においても表になってまとまっている暗記事項などは、すべて写真で撮るかネットで画像を拾ってきて、教科ごとにスマホにアルバムとして保存していました。スキマ時間はそれを見て暗記していました。
Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと
嫌でも人の勉強している姿が目に入ることです。下手に焦ったり、差を感じて落ち込んだりすることは、結局空回りに繋がるので、何を見ても自分による自分自身の分析を常に信じ続けないといけなかったのが、少し苦しかったです。
Q7.大学受験をしてよかったことや得られたこと
周りの人がみんな自分よりちゃんと勉強していたので、心から周りの人を尊敬できました。傲慢でプライドが高い自分を捨てることができました。代わりに、自分で分析して可能性を見つけて勝ち取った合格だったので、自分の分析能力には自信が得られました。
Q8.大学生活の様子
とにかく楽しいです。周囲の人に本当に恵まれました。私が頑張ると友達がたくさん褒めてくれるから、自己肯定感がすごく上がって、たくさん努力できるようになって、いつでも笑っていられるようになって、私も友達を見習って人を褒められるようになって、これまでよりも多くの人と仲良くできるようになりました。「大学入ってからとてもプラスに変わったね」と何度も言われました。
Q9.これから大学受験に臨む方へのメッセージ
勉強はやみくもにやっても仕方ないです。十分情報を集め、最も良い勉強法の思索を続けて、一度結論を出したらやりきってください。確実に自分に足りないところを補って最小努力で最大限の効果を得てください。悩んでも仕方ないことは悩まないのが吉です。
Q10.駿台に通学した感想
講師
わかりやすい先生が多いです。また、大勢の先生がいらっしゃるので、評判や自分が授業を受けたときの感触から、自分に合った先生の授業を取ることができるのがとてもありがたかったです。
教材
特に数学の教材はレベル別になっていて、段階的に勉強できるうえに、できるだけ少ない問題数で必要な技術がマスターできるようになっていて、とても助かりました。チャート式などの問題集を解く時間がなかったので、せめて通常授業の教材の問題を全て解けるようにしましたが、苦手だった数学がかなり得意なレベルまで上げることができました。
職員スタッフ(クラス担任、進路アドバイザー、クラスリーダー)
自分がやっている勉強が合っているのか不安になった時に、進路アドバイザーに聞いて自信を持ち直せたのはすごくプラスになりました。