東大教授講演会実施レポート
2019年度 東大教授講演会(2019年9月22日)は好評のうちに終了致しました。
9月22日(日)、駿台予備学校お茶の水校において、難関大学フェアの一環として、「東大教授講演会」を開催致しました。
当日は多くの受験生・保護者に来校して頂き、大盛況のうちに終了致しました。
今回は文系・理系のそれぞれの分野でご活躍される先生をお招きし、ご講演頂きました。
松島教授には、経済学の中で重要な領域である「ゲーム理論」を中心として、アメリカ・NYの犯罪撲滅政策における論文やルーマニアでの革命等を例に、経済学とは何か、経済学部が何を勉強しているのかについて話をしていただきました。「近年、経済学は理系分野と切っても切り離せない世の中となっている。経済学の世界では、文理の垣根を超えたマルチプレイヤーを求めている」という話では、多くの学生が熱心に聞き入っていました。
古関教授には「運ぶ科学-電気技術が開く交通の世界」というテーマで、電気技術について先生の専門である電気鉄道を中心にお話しいただきました。交通において、電気工学は歩くことから宇宙工学まで関わっているというお話から始まり、鉄道における電力システムの特徴や、新交通システムといった自動運転の話など、ここでしか聞けない内容が満載で、皆真剣に聞き入っていました。今後の学習の心構えも話していただき、学生もいい刺激を受けることができたようです。
理系編運ぶ科学―電気技術が開く交通の世界
講師:古関 隆章 先生
東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻 教授

古関 隆章 教授
東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻 教授

▲古関教授からのメッセージ
文系編ゲーム理論はアート
講師:松島 斉 先生
東京大学大学院 経済学研究科 教授

松島 斉 教授
東京大学大学院 経済学研究科 教授

▲松島教授からのメッセージ
受講者から寄せられた感想をご紹介します!(一部抜粋)
- 大学で学ぶ学問は、今までの歴史的・社会的背景をもとに成り立っているんだと知りました。日ごろから視野を広げて、物事を見ていきたいです。
- 「現代最強のアート」、大学に入って勉強してみたいと思いました。
- 電車が好きで講演に参加しましたが、電線にも興味が出てきました。
- 電気工学の可能性、今後の展望に期待が膨らみました。自動運転に興味がありましたが、今日本は世界的に後れをとっているとお聞きし、自分も研究に取り組んでみたいという思いが強くなりました。
- 知的好奇心を持ち続け様々なことに挑戦していきたいです。古文、漢文の学習が、外国人とのコミュニケーションに活きると教えていただき、やる気が出てきました。