東大の過去問対策 開始のタイミングについて
夏休みを終えると受験生から過去問演習を始めるタイミングを尋ねられることが多くなります。多くの受験生は大体10月くらいから二次試験の過去問演習に取り組むようになりますが、果たして各教科の過去問演習を一斉に始めることは効果的なのでしょうか。
英語はどの教科よりも先に!数学もなるべく早い時期に過去問演習を始めること
私は東大理系に関して言えば過去問演習を始めるタイミングは教科によって大きく異なると考えています。
英語に関しては、どの教科よりも早く過去問演習を始めるべきです。東大英語の独特な問題内容や構成に十分習熟し、大問ごとの解答順番の戦略などを練るには長期間の過去問演習が必要不可欠です。
同様に数学に関しても、多くの量の過去問を解くことにより、傾向が把握できるようになるため、9月くらいのなるべく早い時期から過去問演習を始めることをお勧めします。また、解法のストックを増やすためにも、数十年分の問題を解くと良いでしょう。

理科や英語の過去問対策はいつから?
一方理科に関しては、特に現役生では10月になっても問題演習量不足の受験生が多い印象です。数冊の問題集をしっかりと演習し、11月中旬〜下旬にかけて過去問演習を始めると良いでしょう。現役生の理科の成績は2月に入ってからも伸び続けるので焦らずにじっくり取り組むことが肝心です。
国語に関しては、数学や英語の過去問演習が軌道に乗ってきた頃から取り組むと丁度良いでしょう。そして12月中旬頃からは共通テストの過去問演習にも取り組み始めることで、一連の過去問演習が全て始まることになります。

以上が私の考える過去問演習の開始時期になります。私以外にもお茶の水校3号館には様々な経験を積んだ東大在学中のクラスリーダーが数多くいます。もちろん過去問の取り組み方も人によって様々でしょうから、是非色々なクラスリーダーへ気軽に聞きに行くことをオススメします。
様々な過去問の情報やその人ならではの工夫、時には「こうしておけばよかった」といった後悔の念も含んだ意見を多くもらえることでしょう。これらを参考にしながら自分の過去問演習スケジュールを立てていき、東大合格までの道のりを築いてください。
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