現役東大生に聞く「受験勉強のメンタル維持のコツ」とは?

現役東大生に聞く「受験勉強のメンタル維持のコツ」とは?

金谷 響介さん
大学・学部・学部
東京大学文科一類(法学部進学予定)
学年(2023年度現在)
2年生
出身高校
芝高校(東京)
現役進学or浪人経験
現役
自己紹介
官僚志望であることから東大文一を志望しました。部活命だったので高一の終わりでは学年280人中250位でしたが、コロナ禍の休校期間に心機一転して猛勉強。駿台模試の偏差値を14上げました。高三では戦略を立てて効率的な勉強を心がけ現役合格しました。

継続が大事な受験勉強ではメンタルを維持することも大事。ここでは僕の体験も踏まえながら3つのアドバイスを送ります。

目次

① ストレスの原因を特定する

辛いと思った時にその原因がなんなのか、どうしたら変えられるかを考えるのが大事です。例えば、僕は高三の夏休みがかなり辛かったのですが、状況を分析すると、「勉強を継続できない自分に嫌気がさし、大きな目標を立てて、達成できない自分にまた……。」という悪循環に陥っていることが分かりました。そこで日々の目標を小さく、細かくすることで達成感を産み、継続できるようにしました。自分で変えられる範囲の原因なら少しずつ変えていくことで好転します。

② 過剰に人と比べない

⼈それぞれにやり⽅やキャパシティは違うので、勉強時間など単⼀の物差しで⼈と⾃分とを⽐べて劣等感を抱くのは得策ではありません。もちろん優秀な⼈を⾒て⾃分を奮い⽴たせるのはモチベーションを⾼めるのに⾮常に効果的ですが、あくまで⾃分のペース、やり⽅で合格を掴めればいいと開き直りましょう。

③ 周りに相談する

友達と何気ない話で盛り上がることや、愚痴をこぼすことで精神衛⽣は安定するし、先⽣や先輩、家族などの受験⽣以外の人と話すことで悩みがちな⾃分を⾒つめ直す機会となると思います。また、悩みがある時は⼀⼈で抱え込まずに誰かに相談することがとても⼤事です。僕は駿台の進路アドバイザーやクラスリーダーも活用していました。

ひたすらに我慢して頑張ることだけが成績を上げるわけでなく、うまくストレスに対処しつつ勉強を継続できる人が受験では強いといえます。頑張ってください!

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