現役東大生に聞く「東大に入学して良かったこと」とは?

現役東大生に聞く「東大に入学して良かったこと」とは?

平松 正吾さん
学年(2023年度現在)
4年生
出身高校
日比谷
現役進学or浪人経験
浪人経験
自己紹介
僕は駿台での浪人生活を経て理科一類に入学し、インフラを学ぶ工学部社会基盤学科に進学しました。今はまちづくりや交通計画を扱う研究室に所属し、公共交通についての研究や復興のプロジェクトに取り組んでいます。
目次

東大に入学して良かったこと「友人と先輩と優しい地域に出会えて」

僕が東大を目指した動機は「進振りまで進路選択を先送りできるから」「周囲に東大志望者が多かったから」程度のものでした。高校2年で海外派遣研修に参加してから「社会課題解決に貢献できる人になりたい」という思いは何となく持っていましたが、具体的なモチベーションが特になかったので、東大に入学して勉強で苦労した時には「何で東大を目指してしまったのだろう……。」と考えたりもしました。

しかし4年生になり研究室に所属した今では、東大に入学して本当によかったと思っています。なぜなら、志の高い友人や先輩方に多く出会えたからです。飲み屋では他愛ない話で盛り上がる学科の同期も、大なり小なり何かしらの問題意識を持って頑張っていて、こうした仲間がいることはとても心強いです。
また研究室の先輩は、技術や知識で優れていることはもちろん、まちあるきで見つけたものの背後に隠れている課題を洞察したり、日々考えていることの積み重ねから現状に対してそれぞれ危機感を持っていたりと、その姿から学ぶことは多いです。東大ではきっと自分の尊敬できる人に多く出会えると思います。

研究室のプロジェクトで福島の復興にも

また、僕は研究室のプロジェクトで福島県浜通り地域の復興にも携わっています。原子力災害に伴う避難指示が解除されてから6年ほどが経ち、大規模な計画が生まれまちが大きく変わる中で、震災前から継承すべきものを見つけ、地域のために頑張る人の思いを丁寧に聞くことが大事だと考えています。1,2週間に1度のペースで通い住民の方と関わり続ける中で、学生として学びも多いですし、また地域の優しさに一個人として救われることも多いです。こういった他では得難い経験ができることも東大の魅力だと思います。

僕は駿台での1年間のおかげで東大に合格することができ、今こうして良い「キャンパスライフ」を送ることができています。皆さんが、今までの自分の勉強や駿台で教わったことを信じ、東大への切符を晴れて勝ち取ることを願っています。

前のインタビュー

前のインタビュー