現役東大生に聞く「部活動と勉強を両立する方法」とは?

現役東大生に聞く「部活動と勉強を両立する方法」とは?

川下 真奈さん
大学・学部・学部
東京大学 前期教養学部 文科三類
学年(2023年度現在)
1年
出身高校
東京都立日比谷高等学校
現役進学or浪人経験
現役進学
自己紹介
はじめまして。東京大学文科三類1年の川下真奈と申します。駿台では高校2年生の1月から選抜英語と選抜数学ⅠAⅡBを、高校3年生から東大英語、東大文系数学、選抜世界史を受講しました。高校生の頃は週5回の活動があるバレーボール部に所属していました。
目次

部活動と学習の両立について

私が高校生の頃に所属していた部活は、高校3年の5月まで週5回の活動をしていました。大学受験に向けて勉強を始めようとしたとき、部活動の時間を勉強に使った方が良いのではないかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

最初に結論から申し上げると、部活動と大学受験は両立可能です。ただし、ただ漫然と勉強をするだけでは、部活動がない人との時間的な差を埋めることは難しいです。私も高校1年生までは、部活動から帰ってくると高校で出される課題をこなすだけで精一杯でしたが、高校2年生の頃、勉強にも力を入れなければならないという意識から時間の使い方を工夫し始めました。
例えば、高校の課題や小テストの勉強は登下校や学校にいる時間で終わらせると決め、家や駿台では自分の苦手分野の復習など、課題以外の勉強を行うことにしました。高校3年生になると、部活動で週3日の駿台での授業に間に合わない日もあり、そのような週は映像授業を次回の授業までに見られるよう、より綿密に1週間の計画を立てるようにしました。駿台の授業は中身の濃いものが多く、授業時間内でできるだけ吸収し終えるためにも、予習を十分にしてから授業に臨むという意識も大切だと思います。

これらの工夫は誰もが思いつくことであり、特別な能力は必要ありません。必要なのは時間を効率よく使おうという意識だけです。部活動など勉強以外にやるべきことがある方は時間の無さに不安を覚えるかもしれませんが、工夫次第で時間の密度は上げることができるので、どちらも諦めず全力で取り組んでみてほしいです。

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