Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
北海道大学の理学部化学科は触媒反応や反応開発に強いという特徴があり、ノーベル化学賞の鈴木章先生、ベンジャミン・リスト先生を排出した由緒ある学科であるためです。この大学なら自分が学びたい分野である反応開発の研究の最先端を学ぶことができる刺激的な環境であると思い、北海道大学を志望しました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
幼い頃から製薬をしたいという気持ちが漠然とありました。薬に携わることがしたいなら薬学部と考えていたのですが、高校生になり医薬品がさまざまな化学反応を用いることで製造されていること、製薬企業には化学科出身の方が多いことを知ると、化学科で合成の勉強をした方が自分のやりたい実験系の製薬ができると考えるようになり、有機合成や反応の理論を中心に学ぶことができる理学部の化学科に進学しました。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高1
高校に入学して、部活や学校の課題、行事などをこなすのに手一杯でした。この頃は大学受験をほとんど意識していなかったこともあり、勉強時間を確保できていませんでした。
1浪の夏~秋
駿台の授業を受講し復習と予習を繰り返す日々でした。問題を見た時に、必要な知識があってもそれを解くために使いこなすことができていなかったので、授業の復習をする際に授業で講師の先生がどのような思考のもとに解答を作っていたかを思い出しながら解法を再現する練習をしていました。また、思い返しやすいように板書だけでなく、先生の発言などもメモしていました。
1浪の冬
秋に行われた実戦模試であまり良い成績が出ず、焦りや不安を感じていました。ひとりで抱え込んでいては勉強に集中することができないと感じたため、クラス担任に何度も相談をしていました。アドバイスをいただけたことで勉強に集中することができました。
高卒時入試直前
入試前はできるだけ本番に近い環境でできるように開放教室を使って問題集を解いていました。本番が刻一刻と迫る中で焦燥感がありましたが、無駄な心配をしないためにも冬期のはじめに決めたスケジュールを確実にこなすことを目標に毎日取り組んでいました。
高卒時入試本番
浪人での受験だったため、後がないというプレッシャーに駆られ併願校の入試でも現役のとき以上に緊張したのを覚えています。そんなとき、自分が使っていた参考書を見返すことで「こんなに勉強したから大丈夫」という気持ちになれたので、落ち着いて自分の力を発揮することができました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール
勉強にも休憩にも制限時間を設けたことです。ダラダラと時間を無駄にしてしまう癖があったので、時間を決めることで自分にノルマを課せることができたことがよかったと思います。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ

化学の参考書を通学中の電車の中でやるようにしていました。特に無機化学や有機化学の分野では、知識があることで即答できる問題が多いので、煩雑な計算問題の方に試験時間を多く充てられるように記憶を引っ張りだすスピードを速くする練習を行っていました。参考書には問題の内容だけでなく、関連する周辺知識を書き込むことで記憶しやすくしていました。
Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと
浪人の秋が特に辛かったです。春には成績もよかったのですが、現役生が徐々に成績を伸ばしてくることで実戦模試で良い判定が出なくなっていたかったからです。そのため、一度間違えた箇所を絶対に間違えないようにする気持ちで模試の復習や授業の復習をしました。辛かったですが、直向きに頑張れば報われると自分を信じて勉強していました。
Q7.大学生活の様子

大学では受験生時代から憧れていた化学の勉強をしています。高校に比べると難しくて今でも勉強ばかりですが、自分が好きなことを専門性高く学ぶことができることは大学ならではで非常に楽しいです!勉強の他にもさまざまな部活やサークルがあり、新しい趣味を見つけることができます。私はサイクリングサークルに所属しており、長期休みには北海道をツーリングして旅をしたりと北海道の自然を満喫しています。
Q8.駿台に通学した感想
manabo
通学に電車を利用していたので、帰宅時にわからなかった問題をチャットで聞いたりしていました。スキマ時間や講師の先生に直接会えない時などに質問することができ、時間を有効に使うことができました。
自習室
毎日閉館時間ギリギリまで利用していました。毎日利用していると他の常連さんの顔を覚えるようになり、その人たちも勉強を頑張っているのを見ると負けていられない気持ちになって勉強していました。
職員スタッフ(学習コーチ、進路アドバイザー、クラスリーダー)
親身に相談に乗ってくださるクラス担任が居たことも日々の支えになりました。模試の成績や勉強で伸び悩んだ時も、気軽に相談しに行けたことで勉強に集中することができていました。そのような環境があったことが非常にありがたかったです。
雰囲気
駿台には真面目に勉強に打ち込む仲間が多かったです。仲間同士で互いに勉強を教え合ったり、模試の成績で競い合ったりすることで切磋琢磨することができました。
入試情報
入試には煩雑なものが多く、勉強ばかりに集中していると自分ひとりでは収集しきれない入試情報ですが、クラス担任がホームルームの時間で紹介してくださるので受験の選択肢やチャンスの幅が広がりました。