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駿台×明治 明治の管理栄養士が語る!ブドウ糖で集中力アップ?脳のエネルギー補給で勉強効率を最大化するヒントとは?

監修者:株式会社 明治 管理栄養士監修

“脳が欲しがるエネルギー”とは何かご存じですか?答えはブドウ糖です。受験生からビジネスパーソンまで、知的作業に励む方々が避けて通れない集中力維持の鍵を、このコラムで徹底解説。脳のエネルギーの基本を知り、持続的な学習習慣を手に入れるためのヒントをお届けします。

目次

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ブドウ糖の正体とは 脳エネルギー源としての役割と特徴

糖は分子のつながり方によって単糖類、少糖類、多糖類に分類され、ブドウ糖は一つの分子でできている単糖類です。ご飯、パン、うどんなど、私たちが主食として食べる食物の主な栄養素である炭水化物は多糖類。

炭水化物は活動エネルギーや熱を生み出す大事な役割を担っていますが、分子が大きいのでそのままでは体内で吸収することができません。口中でかみ砕くことから始まる消化作用の流れにのり、小腸でブドウ糖や果糖など、糖の最小単位である単糖に分解され、小さな分子になることで吸収されるようになります。

その後、ブドウ糖は血流にのり、門脈、肝臓を経て全身に運ばれ、エネルギー源として使われます。

つまり、ブドウ糖は人が生きて活動を続けるために欠かせない栄養素だということができます。 

脳を守る関門を突破する糖 ブドウ糖が特別なエネルギー源である理由

脳は生命を維持するために24時間休むことなく働き続けるため、体の中で最もエネルギーを必要とする組織です。

そして、その活動のための主なエネルギー源は筋肉やほかの臓器と同じブトウ糖。脳にはブドウ糖を蓄えることができず、血流を介してエネルギー源を供給し続ける必要があります。

ところが、脳内に送られる血液は「血液脳関門」という関所のような役割を担う、ごく細い動脈を通らなければなりません。脳に有害物質を入り込ませず、必要な物質だけを通過させるシステムになっているのです。

ブドウ糖のほか、アミノ酸やDHA(ドコサヘキサエン酸)も関所を通過することができますが、単糖類の中で通過できるのは主にブドウ糖

脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」といわれるのは、こういった脳を守るしくみがあるためなのです。

集中力アップの秘訣 ブドウ糖が学習パフォーマンスを底上げ

ブドウ糖は人が活動するのに必要なエネルギーの源になる栄養素。

空腹時(=ブドウ糖が不足しているとき)に集中力を欠き、勉強する気になれない、という経験はありませんか? 

おにぎりでもパンでも空腹を満たすことはできますが、ブドウ糖に分解されて脳に届くまでには時間がかかります。ブドウ糖そのものを摂取すれば吸収が早く、速やかに脳に届けることができるので、学習環境を整えるのに即効性のあるブドウ糖は勉強時におすすめなのです。

“いつ・どれくらい?”で差がつく 勉強中のブドウ糖補給戦略

勉強に集中して神経細胞の活動が活発になると、エネルギー不足にならないよう脳内の血流を増やし、脳に取り込むブドウ糖が増量されます。血液中のブドウ糖が不足すると集中力の低下やイライラを招き、勉強を続ける気がなくなることも。

そこで、勉強を始める前にブドウ糖入りの飲料やラムネなどでブドウ糖を摂取し、1時間~1時間半勉強をしたら机から離れて休憩。暖房で乾燥しがちなのどを潤し、飲料でスッキリ気分転換するために再びブドウ糖入り飲料を飲む、というのも一つの方法。

ほかには、小腹が減ったら、ちょっと疲れたら、集中力がきれたらetc.自分の好きなタイミングでこまめに補給するのでも大丈夫。ブドウ糖が勉強によいからと、一度にたくさんとると急激に血糖値が上がり、インスリンの分泌が促されて今度は急に血糖値が下がる、という状態を招くこともあるので、適量を守り、少しずつ補給するのが勉強効率アップのコツです。

小さな栄養学的工夫が、大きな学習成果につながる可能性があります。まずはブドウ糖を味方につけ、脳のエネルギーをしっかりチャージすれば、受験や長期的な目標達成もぐっと近づくはず。ブドウ糖の力で新たな学習習慣を築いてみてください。

株式会社 明治
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