Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
主に仙台という地がとても静かで過ごしやすい地だと思ったことと、旧帝大というブランドがあるので、よりレベルの高い友人と切磋琢磨できると思ったことです。高校で化学の奥深さを知り、さらにこの科目を勉強したいと思った時、誘惑の多い地元より仙台の方が集中できると思って選びました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
高校が工業系の学校で、化学をどう使うかという話をたくさん聞いて化学に興味を持ちました。ただ、高校で聞いたのは応用手段についてだったのでとにかく化学という学問について知りたいというモチベーションが一番上にあって、できるだけ基礎研究が行われている学部を選ぼうと思い、理学部化学科を選びました。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高1
受験についてはあまり考えていませんでした。高校受験の時にお世話になった地元の小さな塾に週2日程度通い授業を見ていましたが、その時も「数学面白いな」という感じでした。
高2
年明けまではさほど考えていなくて、化学を楽しいと思いながら勉強していました。年が明けて模試で英語の結果が良くなかったので駿台に通いだし、最初は「英語が伸びれば京大なら行けるかな」と思ってました。
高3・1学期
親と相談した結果、物理を取る関係上予算的に国語が取れず京大などは諦めました。この時期は学校の課題研究があって受験について考えていなくて、とりあえず駿台のオンライン授業を聞いて面白いなと思っていました。
高3・夏
親に言われて受験について考えるようになり、東北大を訪れました。涼しめの土地や森の中のキャンパスが気に入り、東北大を受けようと自分の中で決めました。英語が苦手で急いて英単語を覚えた記憶があります。
高3・2学期
模試が増えだしたので東北大の合格者平均点と自分の点数を比較していました。意外と十分な点があったのでいけると思っていましたが、共通テストの科目が足を引っ張っているので、親を説得するのに苦労しました。
高3・冬
過去問を解きつつ、センターや共通テスト予想問題を解きだしました。想像以上に共通テスト模試が取れなくて少し焦りましたが、とりあえず暗記系を詰め込みながら数学と英語を解きまくってスピートを上げました。
入試直前
3校ほど私大を受験したのですが、一校で途中式を書き忘れ、別の一校では時計を忘れるというミスをしたので少し焦りました。結局、1校合格・1校補欠合格という結果で大丈夫だと思って仙台へ行きました。
入試本番
共通テストの自己採点は予想通りだったので、行けるだろうと思ってあまり緊張しませんでした。各科目で取らなければいけない点数を決めて、その点数のみを意識してとにかく問題に集中して取り組みました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール
単語と倫政の暗記はとにかく力を入れました。特に倫政は苦手でしたが嫌いではなかったので、隙間の時間に友達と出し合ったりして少しずつ覚えていきました。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ
毎朝紅茶を1L近く淹れて、それを飲みながら勉強していました。何でも良いと思うのですが、朝のルーティーンがあると勉強を始めるのが少し楽になる気がします。あとは、休憩中に高校のことで頭を使うのが嫌だったので、折り鶴をとにかく折りまくっていました。それを付箋代わりに単語帳に貼りまくってました。
Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと
やっぱり高校との両立は大変でした。工業高校で実験があったのでレポートなどもありましたが、班で分担して何とか進めました。部活動や委員会で周りをまとめたり、集団で行動することに慣れていると、こういう困難にもっと上手く対処できるんだろうと思います。
Q7.大学生活の様子
理学部化学科の大学生活は、前半がずっと座学、後半がずっと実験という具合です。1・2年で教養も含めてたくさんの教科や分野を学習し、2年の後期からの実験で腕を磨きます。正直後半はかなり忙しいですが、その分研究室配属が早いので、卒業研究にはかなり時間が使えます。本物の研究という科学の最先端の現場に触れられます。また、体力的に余裕があれば、部活やアルバイトを行うことも可能です。体力と人脈を作れるのでおすすめです。
Q8.これから大学受験に臨む方へのメッセージ
大学で学ぶことは楽なことではないと思います。課題もテストも難しく、下手したらもう1年…と言われます。しかし、大学で得られるものはとても興味深く、時に美しく、楽しいものです。入試はあなたが頑張れるかを試しています。前日より少しずつ頑張りましょう。そうやって冷静に全力で、慢心せず疲れすぎない、自分の限界値を見つけて伸ばす努力をし続ける。そういう意味で、頑張ってください!
Q9.駿台に通学した感想
教材
駿台の教材は圧倒的なクオリティだと思います。参考書とは違い、先生の解説を用いて自ら完成させるので、分かりやすさ、定着度が違うわけです。質問まで行って書き加えれば鉄壁の参考書になっていきます。
職員スタッフ(クラス担任、進路アドバイザー、クラスリーダー)
駿台の職員は皆さんの第1志望合格を第一に考えていると思います。授業をいかに多く取らせるかという思考に囚われておらず、実力に合わせて授業や受験計画を提案してもらえました。
入試情報
これまでの駿台の実績と卒業後の繋がりから、たくさんの入試情報を手に入れられます。また、入試情報をチェックされている講師の先生方も多いので、いろいろな人に聞いてみると更なる発見があると思います。