駿台入試ニュース 2024 VOL.1
- 医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要
- 厚生労働省より、医師、歯科医師、薬剤師の国家試験の合格状況が3月15日・19日に発表されました。
これらの３つの国家試験の合格者数(合格率)は、医師国家試験(第118回)は9,547人(92.4％)、歯科医師国家試験(第117回)は2,060人(66.1％)、薬剤師国家試験(第109回)は9,296人(68.43％)でした。
医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要
医師国家試験の合格状況
第118回医師国家試験の受験者数は10,336人、合格者数は9,547人で合格率は92.4％でした。前回から受験者数は43人増加、合格者数は115人増加しました。この結果、合格率は0.8ポイントアップしました。新卒者については、受験者数は9,489人、合格者数は9,048人で合格率は95.4％でした。前回から受験者数は30人増加、合格者数は76人増加しました。この結果、合格率は0.5ポイントアップしました。
設置別合格率では、国立大92.8％、公立大93.8％、私立大94.1％でした。大学別合格率では、自治医科大が100％の全員合格でした。
詳細は、大学別合格状況をご覧ください。
歯科医師国家試験の合格状況
第117回歯科医師国家試験の受験者数は3,117人、合格者数は2,060人で合格率は66.1％でした。前回から受験者数は40人減少、合格者数は54人増加、合格率は2.6ポイントアップしました。新卒者については、受験者数は1,962人、合格者数は1,600人、合格率は81.5％でした。
設置別合格率では、国立大78.8％、公立大(九州歯科大のみ)73.5％、私立大62.0％でした。大学別合格率が最も高かったのは、前回に引き続き東京歯科大の97.7％で、次いで昭和大の88.1％でした。
詳細は、大学別合格状況をご覧ください。
薬剤師国家試験の合格状況
第109回薬剤師国家試験の受験者数は13,585人、合格者数は9,296人で合格率は68.43％でした。前回から受験者数は330人減少、合格者数は306人減少、合格率は0.57ポイントダウンしました。
なお、薬剤師養成に特化した６年制卒業者に限ると、受験者数は13,373人、合格者数は9,203人で合格率は68.82％でした。さらに、６年制新卒者に限ると、受験者数は8,416人、合格者数は7,100人、合格率は84.36％という高い合格率でした。
設置別合格率は、国立大83.85％、公立大85.68％、私立大67.11％でした。大学別合格率が最も高かったのは名城大の95.63％で、次いで山陽小野田市立山口東京理科大の94.06％でした。なお、薬剤師養成に特化した６年制卒業者に限ると、設置別合格率は国立大86.10％、公立大86.25％、私立大67.53％といずれも旧４年制卒業者等を含んだ総数よりも高くなりました。また、大学別合格率が最も高かったのは名城大の96.79％で、次いで金沢大の95.00％でした。
詳細は、大学別合格状況をご覧ください。