Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
大阪大学は旧帝国大学のうち、実家から歩いて通うことができる大学であるためです。また、大阪大学は基礎工学部の電子物理科学科などで物性物理の研究に力を入れていると聞き、そのような優れた環境下で学びたいと考えたため志望しました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください

高校生の頃から物性物理の超伝導に興味を持ち始め、大学以降ではそれについてより深く学びたい、関わりたい、と考えたためです。また、基礎工学部は全国でただ1つしかない学部であり、珍しいと感じただけでなく、理論を追求する理学部要素と、社会への応用を考える工学部要素の両方を兼ね備えている点が魅力的に感じたため志望しました。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高3・1学期
受験生になったという強い自覚が芽生えたため、各教科自分に合った参考書を始めましたが、何をどのようにすれば良いのか全く分からず、漠然とした不安に駆られていました。この時期には志望校を大阪大学基礎工学部電子物理科学科に決めていました。
高3・夏
夏休みは1日14時間勉強しましたが、効率が下がらないように、1時間勉強するごとに5分の休憩を挟んでいました。参考書で丁寧に基礎を確認し、駿台の夏期講習をやり込んだことで、自分に合った解法や理解を深めることができました。
高3・2学期
各教科1つの参考書を繰り返し解くことに専念しました。その際、どうしてそうなるのかという原理を考えたり、解くときの思考手順を覚えたり、勉強法を工夫していました。11月には本格的な共通テスト対策に切り替え、傾向の研究をしました。
高3・冬
主に共通テストの過去問や予想問題集をしていました。12月は地理に最も時間を使いました。地図帳や資料集、冬期講習を活用し、地理的思考を身につけました。2次試験の過去問も2週間おきで、入試本番と同じ時間帯に取り組んでいました。
入試直前
夏以降成績が伸びていた化学が突然できなくなり、精神的に追い詰められました。 しかし、基礎に戻って丁寧に勉強したことで、2次試験は最高の状態で受けられました。苦手分野を書き出し、それらの克服を最優先にしたことが良かったと思います。
入試本番
1教科めの得意な数学が難化したため、思うように答案用紙を埋められず絶望しましたが、次の教科に影響が出ないようにすぐ気持ちを切り替えました。時間不足の教科もありましたが、残り時間で解ける問題を冷静に選別し、最善を尽くしました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール
受験勉強中は休憩時間以外はスマホの電源を切り、勉強部屋から離れた場所に置いていました。また入浴中は、その日に学んだ内容を思い出すということをしていました。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ
どの教科においても、必ず根拠を持って問題を解くことに気をつけていました。数学や物理などの理系教科はもちろんですが、共通テストの国語や英語も、感覚ではなく本文中に根拠を見つけて選択肢を選ぶことにこだわっていました。また、何周も繰り返し使う参考書の場合、何周目で間違えた問題なのかをメモすることで、自分の成長を可視化していました。
Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと
自分がやっている勉強法が本当に合っているのか正解が分からず、不安になることが多かったです。しかし、様々な方法を取り入れてみると、次第に自分に合った勉強法が見つかりました。また、計算ミスが減らず悩んでいましたが、計算ミスをただのケアレスミスとみなして侮るのではなく、計算ミスばかりを集めたミスノートを作って対策したことで、かなり改善できました。
Q7.大学生活の様子

大学では高校までと大きく異なり、自分でとりたい授業を決めて受けるため、自分が興味を持った分野を探求することができます。かなり難しい内容も多いですが、自分が知らなかったことを学ぶのは楽しいので、予習復習を頑張っています。また、大学でフェンシングを始めました。練習が多く大変ですが、熱中できることに出会えたため、非常に充実した日々を送っています。自由な時間がたくさんあるため、自分で計画を立てて行動することができると、楽しい大学生活になります。
Q8.駿台に通学した感想
50分授業
学校の授業が65分だったということもあり、短時間集中型の講義に感じました。私は集中力があまり長く続かないため、駿台の50分授業がちょうど良かったです。
職員スタッフ(学習コーチ、進路アドバイザー、クラスリーダー)
駿台に通うメリットの1つに、頼もしい進路アドバイザーの方々と、クラスリーダーの方々がいらっしゃることが挙げられると思います。勉強計画を一緒に考えてくださったり、講習の相談に乗ってくださったり、本当に心強かったです。
模試
駿台の模試の最も良い点は、難易度が高く解きごたえのある問題で構成されていることです。知識のみならず思考力も大いに試されるため、入試をイメージしやすかったです。受験生のレベルが高く、刺激を受けることができる点も良かったです。