Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
慶應義塾大学は関東の最難関私立総合大学の一つである上、1年次はSFCや看護学部を除く全学部が日吉キャンパスに集まり様々な興味深い教養科目や必修科目を学べるので、自らの学部だけでなく他学部の学生とも親睦を深めながら自らの視野を広げることができると思い慶應義塾大学を志望しました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
幼少期から将来は医療系学部に進みたいという気持ちがあり、中高時代に将来は国立がん研究センターで薬に関する研究をしたいという夢を抱いたので、薬学部を選択しました。まだ、薬剤師免許が取れる薬学科で国家資格を手に入れた上で博士課程に進みたいと考えたので、4年制の薬科学科ではなく、薬学科を選択しました。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高1
高2まではとにかく英語数学を固めるべきだという学校や周囲の同級生の風潮に流されて、高1は英語と数学だけやり込みました。特に数学よりも英語が好きで、高1のうちから単語を勢いよく暗記した上で、文法書を周回しました。
高2
高2の秋になるにつれ受験生としての意識が少しずつ芽生え、緊張感を抱きながら勉強しつつ、部活にも励んでいました。数3の勉強がなかなか追いつかずに苦しんでましたが、そう言う時は得意な英語の勉強をして気分転換を図ってました。
高3・1学期
正式に受験生となり、英数だけではなく理科に本腰を入れ始めました。最初は何をどう勉強すればいいのかがわからず苦しんでましたが、次第に化学の楽しさに目覚めて、努力がちゃんと勉強に結びつけられるようになりました。
1浪の夏~秋
共通テストに力を入れつつ、2次力がさらに安定して得点するための工夫を考えました。うまく共通テストも対策しながら、夏期講習の空き時間を利用して理科の過去問演習を積み重ねてました。トータルで化学だけで60年分の過去問演習をすることができ、秋以降の模試で結果を出す自信に繋がることができました。
1浪の冬
国立が第一志望であるゆえに共通テストに大きな比重を置き、駿台の共通テスト講習も併用しながら対策を進めてました。ただ、共通テスト対策ばかり演習していると2次力が伸び悩む恐れがあるので、共通テスト対策の合間に少しずつ数学や理科の2次試験の問題も演習した方がいいと思います。
高卒時入試直前
自分が1年間努力した証として、使い込んでいたテキストや各科目のノートを見返して、これくらい解いた自分は大丈夫だ、必ず合格できると自分に暗示をかけ、なるべくポジティブでいるように心がけていました。あまり新しいことには触れることなく、今まで間違えた問題などの直しに力を入れました。
高卒時入試本番
現役の時とは比べものにもならないような緊張感に襲われた一方で、現役の時からさらに1年間多く勉強したという自信から、問題冊子を開いた時に見たことのあるような問題がずらりと並んでいることで安心し、落ち着いて普段の演習通りに実力を発揮することができました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール

1日最低3科目以上はやると決めていました。人によっては直前期になればなるほど、苦手な科目に手をつけず、得意な科目ばかりをやる癖があります。しかし、苦手な科目からいつまでも逃げては入試で勝つことはできないので、必ず毎日苦手な科目の勉強をどれくらいこなすと言う計画を立てるようにしてました。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ

人間の集中力は切れやすく、長時間机に向かって延々と演習するのはかなり難しいです。そう言う時はあらかじめ得意科目と苦手科目をこ交互に勉強して気分転換したり、どうしても集中できない、あるいは勉強がうまくいかない時には駿台の周り、あるいは自宅の周辺で散歩したりしました。散歩しながら今までの勉強計画を頭の中で整理するのが大変有効だったと思います。
Q6.大学受験をしてよかったことや得られたこと
計画性、忍耐力。何かに向けて一生懸命に取り組んだ経験、そして辛い時期を耐え忍んだ先に味わう合格という二文字の感動を得ることができました。特に何かに向けて一生懸命努力した経験はこれから一生自信になると思います。将来就活するときも、何か資格を取るときも受験勉強を取り組んだ日々の経験が必ず活かしてくると思います。
Q7.これから大学受験に臨む方へのメッセージ
受験だけで人生は決まらないと思います。しかし、受験で努力したその日々の経験や記憶は一生忘れることはないだろう。やれることだけやって、最終的に仮に第一志望に合格することができていなくても、数年後にその時を思い返したとき、あなたが「あの時もっと努力していればよかった」後悔していなければ良いのです。そのためには、もうあれ以上は頑張れないくらい頑張ったという本気を1年に一度しかない受験にぶつけてくだいさい。皆さんの合格を心からお祈りしてます。
Q8.駿台に通学した感想
教材
理科のテキストでは講義用問題の後ろには必ず類題となる復習問題があり、これを繰り返しやれば理科の知識と問題の解き方は定着すると言っても過言ではありません。講義用問題に関しては駿台の講師たちがわかりやすく解説してくださるので、質問も出ないくらいのクオリティだと思います。
雰囲気
全体的に一緒に高め合う仲間が多く、学校では周りの友達と楽しく遊んだりするのかもしれませんが、駿台の中ではみんなが自然と勉強する雰囲気を醸し出しており、その中にいれば自ずと自分も頑張らねばという意識が芽生えるのが駿台の雰囲気の良いどころだと思います。
入試情報
毎月入試に関する最新情報について、学習コーチや進路アドバイザーたちから伝えられるだけでなく、自分が知りたい情報も言えばすぐ提供してくれることが駿台の情報網の豊富さです。また、校内生だけが見れる医学部の解体新書というサイトがあり、前年度の医学部合格者と不合格者がどの模試でどのくらいの偏差値を取っていたがまで参考として見ることができるので、入試情報の蓄積としては随一だと考えます。
模試
共通テスト模試から、駿台全国模試といったかなりハイレベルな記述模試、そして各有名難関大学の出題傾向を徹底的に分析して作られた実戦模試等があり、難関大を目指す自分にとって自分の不足な単元な確認や全国における自分の立ち位置をよく知れるのが駿台の模試だと思います。まだ、模試の判定に一喜一憂せず、自分の足りない知識をその都度補うことが合格への一番の近道だと思います。
医系コース(高卒)
通常授業に加えて、医系コース特有の医学部に対する演習授業もあり、一年間、医学部の難易度になれる演習をすることができます。そして、学習コーチや進路アドバイザーたちも医学部について熟知している方々が多く、自分の近況を伝えればすぐに相応のアドバイスをくれたり、詳しい勉強相談や志望校相談に乗ってくださるので、受験生としては心強い存在が多いです。