No.4114

慶應義塾大学 法学部 政治学科へ受験合格体験記

黒澤 航さん
大学・学部
慶應義塾大学 法学部 政治学科
学年(2024年度現在)
1年生
出身高校
立教新座高校
出身地(都道府県)
東京都
得意科目
英語・世界史
苦手科目
古文
現役進学or浪人経験
現役
駿台在籍時の校舎
自由が丘校
目次

Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください

自分の在籍していた高校が立教大学の附属高校であり、当初は同大学の法学部政治学科への内部進学を検討していました。しかし、副専攻制度や言語インテンシブ制度など、慶應義塾大学には法学だけでない幅広い分野の興味を突き詰める制度が豊富に用意されていたためそこに魅力を感じ、慶應義塾大学を志望しました。

Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください

最初は高1のときの必修の授業であった世界史の授業に強い関心を持ったのがきっかけでした。自分の世界史に対する好奇心を大学で活かすにはどうしたらよいかと、当時世界史の先生に聞いたところ、「法学部政治学科が自由度が高いためよい」とアドバイスを受けたため、法学部政治学科に進学することになりました。

Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況

高1

吹奏楽部に所属しており、附属高校の部活ということもあってほぼ毎日のように練習していました。そのおかげもあってコンクールの優勝などありましたが、定期試験や英検以外での勉強は全くしていませんでした。

高2

附属校の部活の引退が非常に遅くなるために高校1年生の3月に吹奏楽部を退部して以来、各教科の基本事項を中心に習慣づけることから始めました。具体的には、英文法や英単語を通学時間で確認する癖を付けました。

高3・1学期

志望校に対する意識をより明確にしつつ、逆に第1志望にこだわりすぎないよう気を付けていました。慶應義塾大学法学部を第1希望としつつ、他の志望校に通うことになった際の人生プランも少し考えていました。

高3・夏

物理的に時間を取ることが大切だと考えていたので、早慶大レベルの英語長文をまとめた参考書をやっていました。難易度もばらつかせ、東京外国語大学や一橋大学などの形式が私立大と大きく異なる問題にも挑戦しました。

高3・2学期

徐々に時間の取れる日曜日などを中心に、過去問演習を3教科(2教科)まとめて行う時間をとるようになりました。第1志望から逆算して、明治大学の過去問から駿台の自習室で時間をはかりながら演習をしました。

高3・冬

お茶の水校などにしかない講習がある日でも区立図書館などを利用しながら、予習復習を欠かさないことを意識していました。特に世界史の細かい知識の取りこぼしがないよう、一問一答は何周も書いて覚えました。

入試本番

不安だらけでしたが、自分を奮い立たせるため敢えていつも通りのルーティンで会場に向かいました。好きな音楽を聴きながら、単語帳で抜けがないかを再確認。おかげで必要以上に緊張せずに試験に臨めました。

Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール

世界史の一問一答と英語の長文読解は、毎日続けました。特に世界史は基本事項の抜け漏れを防ぐため、教科書準拠の一問一答で間違えた部分は何度も用語集を読み直しました。

Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ

通学時間が1時間半とかなり長かったので、この時間は絶対に英単語にさくと決めていました。おかげで知識のインプットとアウトプットで分類する癖が付き、勉強効率が上がりました。また、音楽を聴きながら勉強をすることはあまりよしとはされませんが、私は気持ちの切り替えとして勉強の合間に使っていました。

Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと

ずっと「内部進学者よりも結果が振るわなかったらどうしよう」という不安が付きまとっていたことです。特に指定校推薦や内部進学先の決まる11月あたりは、自分のことを卑下することも多くありました。しかし結局は背水の陣で本番を迎えられたことが最後の頑張りに火をつけてくれます。

Q7.大学受験をしてよかったことや得られたこと

自分の性格を深く分析し、それを目標達成のためにどう活かすか考えるようになりました。具体的には、学校の成績のようなまんべんなく能力を求められることは苦手であると分かっていたため得意分野を伸ばしていこうと考えたことです。勉強法を試行錯誤して、自分の特性を理解できたおかげでモチベーションを持続させることができます!

Q8.大学生活の様子

自ら求めれば何でも得られる点が高校と大きく異なると思います!一般教養の授業で課題となるレポートは自分の考えを反映させなければならないものが多く、模範解答はありません。その点で積極的に資料を探すことになり、寄り道の資料が知識として蓄積されることが多くあります。また、サークル活動においても、自分からアクションを起こせば刺激を与えてくれる友達がたくさんできます。知的好奇心が強い人にとっては、やりたいことをやりたいだけできる最高の環境です。

Q9.これから大学受験に臨む方へのメッセージ

「根拠のない自信がとても大事だ」ということを伝えたいです。個人的に受験において人と比べ始めたらキリがありません。今、振り返ってみると受験生当時は意識できなかった海外高校の受験生や中高一貫校のライバルなど無茶な挑戦をしたようにも思えます。しかし、そのような事実から目をそらすことで発揮できる力が最後の一押しを握っていると考えています。無謀な背伸びが自分を成長させてくれることがあるので、自信を持って高い目標を掲げてほしいです!

Q10.駿台に通学した感想

50分授業

学校の授業と同じ長さであるために、集中力が持続する時間であることは良さとしてあります。また、授業間の10分休憩の質問に講師の方が対応してくださったのもすぐに疑問を解消できた点で有意義でした。

講師

気軽に授業で生じた質問に答えてくださり、小さなことから質問する癖がついたのは有意義でした。現代文の講師の方であっても、小論文のために必要な基礎力を養成するための勉強法を教えていただきました。このような教科を横断したアドバイスも参考になります。

自習室

高校3年生在籍時はほぼ毎日利用していました。過去問演習から長文読解に至るまで様々な勉強をそこでしましたが、周囲の生徒の意識も高いので常に集中できる環境です。いつも自習室の席が近かった人はライバルとして意識していました。

職員スタッフ(学習コーチ、進路アドバイザー、クラスリーダー)

クラスリーダーにはかなりお世話になりました。苦手科目の克服方法や併願校の決め方など親身になって考えてくださったおかげで、自分の勉強に自信を持てたこともあり、感謝しています。また、志望校に対する解像度が上がったのも慶應義塾大学のクラスリーダーのおかげです。

模試

私は始めから慶應義塾大学第1志望でしたが、形式が変わっても太刀打ちできるように記述模試も定期的に受けていました。レベルの高い受験生が集まるので、シビアな判定となることで本番直前期まで油断することなく勉強を続けられたのはこの模試のおかげです。

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