Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
東京大学は日本を代表する国立大学です。私は、高校の時から大学では歴史学を専攻したいという希望がありました。歴史を理解するためには民族、言語、科学、そして文化などの幅広い知識・教養が必要です。そうした授業をハイレベルな環境で受講できると考えたので、東京大学を志望しました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
小学生のころから、学習マンガや『三国志』の小説を愛読していたため、歴史に関心がありました。また、高校では日本史の授業が最も楽しかったこともあって、大学では歴史を専攻しようと考えていました。そこで、文学部への進学がしやすい文科3類を志望しました。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高2
部活動に所属していなかったため、勉強する時間は他の受験生と比較すると多くありました。しかし、なかなか受験へのモチベーションが上がらなかったことや、数学が明確な苦手科目になってしまったことへの焦りもあり、駿台に通い始めました。
高3・1学期
この時期にはすでに第1志望を東京大学文科三類に定め、各科目の基礎固めを夏休みまでに終えることを目標に学習していました。しかし、なかなかやる気が継続せず、うまく勉強をすることができていませんでした。
高3・夏
駿台と高校の夏期講習を中心に学習していました。一方で、9月に高校の文化祭が控えており、その準備にも取り組んでいたため、夏休みに目標としていた勉強量は達成できず、不安も感じていました。
高3・冬
私は、東京大学を受験するために東大入試実戦模試でB判定以上をとることを親に約束していました。幸い、第1回・第2回ともにB判定を獲得でき、最後の追い込みに取り掛かるぞ!という熱意をもって勉強していました。
入試直前
共通テスト前は、とにかく共通テスト用の練習問題に取り組み、形式や時間配分のやり方を頭と体に叩き込みました。個別試験直前は、不安や疲労から勉強が手につかないこともありましたが、「これだけやってきたから大丈夫」と割り切っていました。
入試本番
緊張や寒さ、満員電車の影響もあり、当日のコンディションは良いとは言えませんでしたが、試験が始まると落ち着いて解答することができました。当日の手ごたえは不安と自信が半々でしたが、やり切ったという感触で受験を終えることができました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール

毎日の移動時間で、英単語・英熟語・古文単語・日本史の教科書をローテーションで見るようにしていました。隙間時間を飽きずに利用することができたと思います。
Q5.大学受験にまつわることで辛かったこと
6月にコロナにかかってしまい、1週間勉強が滞ってしまいました。さらに、後遺症の影響で夏前まで体力が万全に戻らなかったために満足に勉強ができず焦り、苦しみました。幸い、それからは健康を維持することができましたが、異変を感じたらすぐ休むようにしました。
Q6.大学生活の様子
大学には本当にいろいろな人がいます。授業を受けるという点ではみんな変わりませんが、留学や大学院への進学を目指して勉強に取り組む人もいれば、アルバイトをたくさんやる人、サークル活動や部活動、文化祭の運営に熱中する人もいます。私は東京大学書道研究会というサークルに所属しており、展覧会へ出品する作品制作や、文化祭での書道パフォーマンスの練習に取り組んでいます。授業やアルバイトとの両立はなかなか大変ですが、とても充実した大学生活を送っています。
Q7.これから大学受験に臨む方へのメッセージ

受験生の皆さんは、「本当に第1志望に合格できるのか」という不安を持っている方が多いと思います。私も受験生の時は不安で眠れないこともありました。それでも、自信をもって本番に望んでほしいと思います。本番まで地道に勉強を続けていれば、きっと当日は迷いなく問題と向き合うことができます。過信してもいけませんが、不安な気持ちだけだと受験生活は本当に苦しいので、ぜひ割り切って自信をもってください。
Q8.駿台に通学した感想
講師
受験に必要な知識や解法はもちろん、時折聞くことができる雑談や教養の話が息抜きとして得られ、授業を受けていて楽しいと感じることができました。
自習室
個別ブース型の自習室はとても快適な環境で学習できたので、授業前時間に余裕がある時に利用していました。受験生で埋まっている自習室を見ると、否が応にも勉強のやる気がかき立てられました。
職員スタッフ(学習コーチ、進路アドバイザー、クラスリーダー)
クラスリーダーの方のお話や言葉が駿台に通うモチベーションのひとつになっていました。本番直前には、受験する大学のトイレ事情を教えてくださった方もいて、とても役立ちました。