Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
東京大学には進学選択という制度があり、それに惹かれて受験を決めました。。この制度では、約一年半の教養課程で文理を問わず様々な授業をとり、2年の夏に志望学部を決定します。元々は経済学部を志望していましたが、正直学部の勉強がどのようなものか想像がつかなかったので、吟味してから学部を決められる良いシステムだと思いました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
高校生の時から、国の政治活動や経済活動、国際関係など社会科学の分野に興味がありました。数学が苦手だったので最初は法学部を志望していましたが、やはり自分は世の中を動かす「お金の動き」に興味があると考え直し、経済学部に決めました。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高2
高1までは学校の勉強しかしていなかったので、夏頃から危機感を持って勉強を始めました。取り組んだのは主に苦手科目の数学の基礎力向上と、得意科目の英語の実力養成です。陸上部の活動が週5日程あったので、オフの日や長期休暇を使って勉強していました。部活と勉強の両立に悩み、一番精神的にきつかった時期です。
高3・夏
英語以外は基礎固めの最終段階の勉強をしていました。数学は標準レベルの問題集、世界史は記述対策として教科書を一周丸ごと読みました。地理は共通テストやセンター試験の過去問を10年分ほど解いて、足りない知識や考え方を片っ端から埋めていきました。
高3・2学期
主に東大の過去問演習に取り組みました。本番までに英語は20年分、数学は15年分、地理は12-13年分、世界史は28年分は解いたと思います。当然秋の時点ではあまり解けないので、自分に足りない観点や知識を身につけることを重視していました。
高3・冬
共通テストの対策を冬休みごろから始めました。二次試験に比べ共通テストが苦手だったので、苦手な数学だけでももう少し早く始めるべきだったと思います。
入試直前
共通テストの自己採点が9割を超えていたので、メンタル的には燃え尽きていました。私立の二次試験が一つしかなかったので、その対策として過去問を3年分ぐらい解きつつ、東大の過去問で出来が悪かったものを解き直したり、模試の過去問で時間管理の確認をしたりしていました。
入試本番
第2志望の早稲田大の合格を共通テスト利用でいただいていたこと、今までの模試の成績もそれなりに良かったことから、精神的にかなり余裕を持って本番に臨めました。家が遠いので両親が都内のホテルを取ってくれたのですが、替えのコンタクトを持ってくるのを忘れてしまい、眼鏡で受験するというアクシデントがありました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール

英単語と古文単語はどれだけ疲れていても毎日決まった量をこなすようにしていました。また1日勉強する日は、眠くなったら30分ぐらい仮眠を取るようにしていました。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ
①どんな問題でも、できなかった問題は必ず復習・解き直しする。②持続可能な長期の勉強計画をたてる。この2点はこだわっていました。①では、自分に足りなかった思考や知識を分析して言語化すること、②では100%を数日間やって息切れるよりは、60~70%で走り続けることを目指していました。私は計画的に物事を進めるのが苦手だったので、長期でざっくり立てた計画を1ヶ月ごとに区切ってタスクを羅列したのち、それを週ごとに分割して消化するという方法をとっていました。
Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと
高校2年生の時、部活と勉強の両立を実現するのがかなり辛かったです。気づいたら周りの人は受験勉強を既に始めていて、自分は遅れて始めたという意識が強かったので、もっと勉強しなきゃいけないけど大会や日々の部活で勉強時間が確保できないという葛藤がありました。部活は辞めないと決めていたので、とにかく戦略を立てて全力でやるしかないと思っていました。
Q7.これから大学受験に臨む方へのメッセージ
受験勉強をしていると、どうしても集中できない日があって自己嫌悪を感じたり、漠然とした不安に駆られる時があると思います。しかし、それは自分だけでなく、周りの受験生も大概同じです。人間ですから、しょうがないです。継続的な勉強のために、少しだけ自分を甘やかす時間を作ることも忘れないでください。その日やれることをコツコツ積み重ねていくことが実力や自信にきっとつながると思います。応援しています!
Q8.駿台に通学した感想
50分授業
50分授業だと授業中に集中力を維持することができるので、受験生時代は本当に助かりました。10分休憩の間に仮眠を取ったり、甘いものを食べたりして、リフレッシュする時間がとても効果的だったと感じています。
講師
駿台では英語を受講していたのですが、講師の方が作ってくださったオリジナルプリントが本当に良かったです。文法事項や問題の攻略法を、どの参考書よりも細かく説明してまとめてくださるので、授業中だけでなく復習の時や受験前も定期的に見直して活用していました。
自習室
駿台の自習室には他の受験生もいるため、緊張感を持って勉強しやすい環境でした。「どうしても集中できなそう」という日や、時間を測って実践形式で問題を解きたいときはよく駿台を利用していました。席数が豊富で、行ったら必ず利用できるのも嬉しかったです。