駿台入試ニュース 2020 VOL.1

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医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要
厚生労働省より、医師、歯科医師および薬剤師の国家試験の合格状況が3月16日・24日に発表されました。
各種試験の合格者数(合格率)は、医師国家試験(第114回)は9,341人(92.1%)、歯科医師国家試験(第113回)は2,107人(65.6%)、薬剤師国家試験(第105回)は9,958人(69.58%)となりました。

医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要

医師国家試験の合格状況

第114回医師国家試験の受験者数は10,140人、合格者数は9,341人で合格率は92.1%でした。前回から受験者数は6人減少、合格者数は312人増加したため、合格率は前回から3.1ポイントアップしました。この結果、近年の中で最も高い合格率となりました。新卒者については、受験者数は9,044人、合格者数は8,583人で合格率は94.9%でした。前回から受験者数は132人減少、合格者数は105人増加したため、新卒者の合格率も前回から2.5ポイントアップしました。

医師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率では、国立大92.8%、公立大95.4%、私立大93.3%となりました。大学別合格率は、自治医科大、大阪医科大、産業医科大の私立3大学が100%の全員合格でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

歯科医師国家試験の合格状況

第113回歯科医師国家試験の受験者数は3,211人、合格者数は2,107人で合格率は65.6%でした。前回から受験者数は21人減少、合格者数は48人増加したため、合格率は前回から1.9ポイントアップしました。新卒者については、受験者数は1,995人、合格者数は1,583人で合格率は79.3%でした。例年、合格者全体に占める新卒者の割合は70%以上で、今回も75.1%でした。

歯科医師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率では、国立大77.9%、公立大(九州歯科大のみ)82.4%、私立大61.7%でした。大学別合格率が最も高かったのは、東京歯科大の96.4%で、次いで東京医科歯科大の96.1%でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

薬剤師国家試験の合格状況

第105回薬剤師国家試験の受験者数は14,311人、合格者数は9,958人で合格率は69.58%でした。前回から受験者数は65人減少、合格者数は236人減少したため、合格率は前回から1.33ポイントダウンしました。
なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、受験者数は13,998人、合格者数は9,845人で合格率は70.33%で、さらに6年制新卒者に限ると、受験者数は9,194人、合格者数は7,795人で合格率は84.78%という高い合格率でした。

薬剤師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率は、国立大88.48%、公立大85.56%、私立大68.54%でした。大学別合格率が最も高かったのは金沢大の97.50%で、次いで名城大の92.52%でした。なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、設置別合格率は国立大89.89%、公立大88.74%、私立大69.22%といずれも旧4年制卒業者等を含んだ総数よりも高くなりました。また、大学別合格率では、東京大、金沢大が100%の全員合格でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。