駿台入試ニュース 2022 VOL.1

ヘッドライン

医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要
厚生労働省より、医師、歯科医師および薬剤師の国家試験の合格状況が3月16日・24日に発表されました。 各種試験の合格者数(合格率)は、医師国家試験(第116回)は9,222人(91.7%)、歯科医師国家試験(第115回) は1,969人(61.6%)、薬剤師国家試験(第107回)は9,607人(68.02%)となりました。

医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要

医師国家試験の合格状況

第116回医師国家試験の受験者数は10,061人、合格者数は9,222人で合格率は91.7%でした。2016年度に医学部が新設された東北医科薬科大の受験生(第1期生)93人が集計に含まれたことも影響し、前回から受験者数は151人増加、合格者数は164人増加したため、合格率は前回から0.3ポイントアップしました。この結果、近年の中では2020年度に次ぐ高い合格率となりました。新卒者については、受験者数は9,232人、合格者数は8,774人で合格率は95.0%でした。前回から受験者数は73人増加、合格者数は125人増加したため、新卒者の合格率も前回から0.6ポイントアップし、近年の中で最も高い合格率となりました。

医師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率では、国立大92.1%、公立大93.5%、私立大92.4%となりました。大学別合格率は、自治医科大が3年連続で100%の全員合格となりました。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

歯科医師国家試験の合格状況

第115回歯科医師国家試験の受験者数は3,198人、合格者数は1,969人で合格率は61.6%でした。前回から受験者数は86人減少、合格者数は154人減少したため、合格率は前回から3.0ポイントダウンしました。新卒者については、受験者数は1,999人、合格者数は1,542人で合格率は77.1%でした。例年、合格者全体に占める新卒者の割合は70%以上で、今回も78.3%でした。

歯科医師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率では、国立大72.4%、公立大(九州歯科大のみ)76.8%、私立大58.0%でした。大学別合格率が最も高かったのは、前回に引き続き東京歯科大の94.8%で、次いで昭和大の81.4%でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

薬剤師国家試験の合格状況

第107回薬剤師国家試験の受験者数は14,124人、合格者数は9,607人で合格率は68.02%でした。前回から受験者数は93人増加、合格者数は27人減少したため、合格率は前回から0.64ポイントダウンしました。
なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、受験者数は13,882人、合格者数は9,512人で合格率は68.52%で、6年制新卒者に限ると、受験者数は8,665人、合格者数は7,386人で合格率は85.24%という高い合格率でした。

薬剤師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率は、国立大84.38%、公立大81.00%、私立大66.96%でした。大学別合格率が最も高かったのは金沢大の95.24%で、次いで名城大の92.51%でした。なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、設置別合格率は国立大87.41%、公立大82.66%、私立大67.46%といずれも旧4年制卒業者等を含んだ総数よりも高くなりました。また、大学別合格率では、東京大が100%の全員合格でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。