駿台入試ニュース 2023 VOL.1

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医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要
厚生労働省より、医師、歯科医師、薬剤師の国家試験の合格状況が3月16日・22日に発表されました。これらの3つの国家試験の合格者数(合格率)は、医師国家試験(第117回)は9,432人(91.6%)、歯科医師国家試験(第116回)は2,006人(63.5%)、薬剤師国家試験(第108回)は9,602人(69.00%)でした。

医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要

医師国家試験の合格状況

第117回医師国家試験の受験者数は10,293人、合格者数は9,432人で合格率は91.6%でした。2017年度に医学部医学科が新設された国際医療福祉大の受験生(第1期生)125人が集計に含まれたことから、前回から受験者数は232人増加、合格者数は210人増加しました。この結果、合格率は0.1ポイントダウンしました。新卒者については、受験者数は9,459人、合格者数は8,972人で合格率は94.9%でした。前回から受験者数は227人増加、合格者数は198人増加しました。この結果、合格率は0.1ポイントダウンしましたが、ほぼ95%の高い合格率でした。

医師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率では、国立大92.4%、公立大93.5%、私立大92.4%でした。大学別合格率では、順天堂大が100%の全員合格でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

歯科医師国家試験の合格状況

第116回歯科医師国家試験の受験者数は3,157人、合格者数は2,006人で合格率は63.5%でした。前回から受験者数は41人減少、合格者数は37人増加、合格率は1.9ポイントアップしました。新卒者については、受験者数は1,919人、合格者数は1,483人、合格率は77.3%でした。例年、合格者全体に占める新卒者の割合は70%以上で、今回も77.3%でした。

歯科医師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率では、国立大73.6%、公立大(九州歯科大のみ)70.8%、私立大60.1%でした。大学別合格率が最も高かったのは、前回に引き続き東京歯科大の92.7%で、次いで新潟大の85.5%でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

薬剤師国家試験の合格状況

第108回薬剤師国家試験の受験者数は13,915人、合格者数は9,602人で合格率は69.00%でした。前回から受験者数は209人減少、合格者数は5人減少、合格率は0.98ポイントアップしました。
なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、受験者数は13,694人、合格者数は9,521人で合格率は69.53%でした。さらに、6年制新卒者に限ると、受験者数は8,548人、合格者数は7,254人、合格率は84.86%という高い合格率でした。

薬剤師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率は、国立大82.57%、公立大84.94%、私立大67.99%でした。大学別合格率が最も高かったのは名城大の93.84%で、次いで千葉大の91.30%でした。なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、設置別合格率は国立大85.98%、公立大86.46%、私立大68.46%といずれも旧4年制卒業者等を含んだ総数よりも高くなりました。また、大学別合格率が最も高かったのは東北大の95.45%で、次いで名城大の94.81%でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。