Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
研究第一を校是としていて全国的に見ても研究に対する熱がとても高い大学であり、研究医でも臨床医でもどちらの道に行くにせよ、医学を追及することができると感じました。また、高校時代のオープンキャンパスで高校の卒業生で東北大学に通っている方のお話を聞き、入学後の大学生活がとても楽しそうだと感じられました。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
幼い頃に親から人の命を救うことのやりがいや素晴らしさを教えられ、医師として働くことを勧められていました。私自身も人の役に立つことが好きなため、抵抗感は一切ありませんでした。また、高校では総合学習などで医学を探求する機会が多くあり、医師以外の職業に就くことは考えていませんでした。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高1
入学してからすぐに部活動(バスケ)に励み、自主練習も含めて週7で朝昼晩バスケをしていました。この頃はまだ学ぶことが少なかったり単純であったため、定期テストや模試はそれなりに点数が取れていました。
高2
高3の春休みに入るまではバスケしかしていなかったため、徐々に学習に追いつけなくなりました。しかし、英単語と生物・化学の予習だけは怠りませんでした。
高3・夏
部活動に時間を割いてきたこともあり、引退後は爆発的な集中力で勉強し続けました。夏の間は苦手かつ重要である数学を、網羅系問題集の例題で基本から学び直しました。
入試直前
共通テスト前も二次試験前も心配はそれほどなく、「ボーダーがこのくらいならいけるっしょ!」という軽いノリで猛勉強していました。2年間バスケしかして来なかったので伸びしろしかなく、できることが増えていくことは楽しみの一つでした。
1浪の夏~秋
自分の苦手を潰すこと、得意な部分を完璧にすることを意識して勉強しました。塾に通っていなかった現役生の時には到底得られなかったものをたくさん学ぶことができ、辛いだろうなと思っていた浪人生活は案外楽しかったです。
高卒時入試本番
共通テストも二次試験も、1年前よりすらすら解けている感覚があり、とても楽しんでいました。また、二次試験の出来栄えはとても良く、試験が終わった後は合格を確信しました。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール
英単語や古文単語は毎日欠かさず勉強しました。また、英語の長文音読、英作文の暗記なども毎日のルーティンにしていました。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ

復習の時に全ての教科で解き直したりするのは重要ですが、この解き直しは数日後にすることが多いと思います。私はワンクッションとして、授業でとったノートを写真で撮り、次の日の通学時間で軽く目を通していました。特に難しい問題や苦手な問題ほど、このようにワンクッションをおくと定着が早いと思います(数学であれば写真のように撮っていました)。
Q6.大学生活の様子
中学校から高校に進学した際、皆さんは行動圏が広くなったことを感じたと思いますが、高校から大学への変化はそれよりもずっと大きいです。部活動やサークルはもちろん、バイトを自由にでき、中には研究をしている人もいます。また、私が通っている東北大学は様々な学部があり、最初は他の学部の生徒と交流する機会がたくさんあるため、いろいろな友達を作ることができてとても楽しいです。
Q7.これから大学受験に臨む方へのメッセージ

受験はその後の人生に絶大な影響を与えると私は考えています。それゆえ、不安はつきものです。そんな時は自分に「大丈夫」と言い聞かせてください。死に物狂いで勉強してきて、可能性が0%なわけありません。少しでも可能性があるならそこに賭け、自分を信じましょう。また、試験は楽しんで受けてください。緊張感のある試験会場で、誰も見たことのない問題をいち早く目にして解くことができるのは人生で一回だけです。そんな貴重な経験が黒歴史にならないようにしてほしいと思います。
Q8.駿台に通学した感想
50分授業
人が集中できる最大の時間は個人差がありますが、一律して50分なら誰もが集中できると思います。50分授業→10分休憩を繰り返すことで、集中して授業を聞くことができ、この仕組みは駿台ならではです。
講師
どの教科においても、苦手を得意に、得意をさらに得意にできるよう講義する素晴らしい先生方がいらっしゃいます。私は数学が苦手だったのですが、問題のどこに注目するのか、どのようにして解法を選択するのか、どう答案を書くか、などを一から学び得意にすることができました。
医系コース(高卒)
医系コースの良いところは年に4回、医学部用の英語・数学・理科のレベルの高い添削があるところです。医学部では答案の書き方が非常に重要であるため、本番で無駄な失点をなくせるようになります。