駿台入試ニュース 2019 VOL.4

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【1】2019年度「科学研究費助成事業」の配分状況等の概要
文部科学省より、2019年度科学研究費助成事業(以下、科研費)の配分について発表されました。採択件数の多い上位20の研究機関を一覧にまとめましたので、お知らせいたします。

2019年度「科学研究費助成事業」の配分状況等概要

【科研費とは】

人文・社会科学から自然科学まですべての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。

【科研費の分類】

○直接経費…補助事業である研究課題の遂行に必要な経費(物品の購入費、旅費、人件費・謝金など)や研究成果の発表など成果を普及、発信するための費用など幅広く使用することができる。

○間接経費…研究環境を整備するために、直接経費の一定の割合を研究者が所属する研究機関に措置され、直接経費による研究遂行に関連して間接的に必要であるものに幅広く使用することができる。

約2万9,000件を新規採択、総額約2,154億円を配分

今年度採択された研究課題は7万8,650件で、配分額は2,154億円(直接経費1,657億円、間接経費497億円)となりました。
別表では、科研費の主な研究種目において採択件数の多い上位20の研究機関を掲載しています。内訳は国立大が17大学、私立大が2大学、研究所が1件です。研究機関種別ごとに見ると、新規の採択件数の割合は国立大(53.8%→51.8%)、私立大(27.3%→28.8%)と私立大の拡大傾向が続いており、国立大、私立大の差は縮小しています。
また、継続分を含めた配分額の割合は国立大(63.4%→62.3%)、私立大(18.7%→19.5%)となっています。

◇詳細は、下記リンク先をご参照ください。

令和元年度科学研究費助成事業の配分について