駿台入試ニュース 2020/2021 VOL.5

ヘッドライン

2021年度大学入学共通テスト確定志願者数発表
確定志願者数は535,245人で、22,454人(前年度比-4.0%)の減少
現役生は2,440人(前年度比-0.5%)の減少、既卒生等は20,014人(前年度比-19.0%)の減少
現役占有率は84.0%で前年度比2.9ポイントアップ
現役志願率は44.3%で前年度比1.0ポイントアップ
女子占有率は44.5%で前年度比0.8ポイントアップ

2021年度 大学入学共通テスト確定志願者数 535,245人

志願者数概況

大学入試センターは12月8日、2021年度の大学入学共通テスト(以下、「共通テスト」)の確定志願者数を発表しました。確定志願者数は535,245人(現役生:449,795人、既卒生等:85,450人)で、前年度の大学入試センター試験(以下、「センター試験」)より22,454人(前年度比-4.0%)減少し、センター試験を通して3年連続減少となりました。

現役生、既卒生等別の志願者数増減を見ると、現役生は2,440人(前年度比-0.5%)の減少、既卒生等は20,014人(前年度比-19.0%)の減少となりました。この結果、現役占有率(全志願者数に占める現役生の割合)は84.0%となり、前年度の81.1%から2.9ポイントアップし過去最高となりました。現役志願率(高等学校等卒業見込者に対する志願者の割合)は44.3%と前年度の43.3%から1.0ポイントアップし、2018年度の44.6%に次ぐ高さとなりました。現役生が微減に留まった理由として、コロナ禍を考慮して各高等学校でリスク回避を含めて積極的な受験指導が行われたことが考えられます。一方で、既卒生が20%近い大幅減少だった理由は、前年度入試で当初大規模な変更が予定された大学入試改革への不安から浪人を回避した志望動向によるものです。

志願者数推移

志願者数推移

第2日程志願状況

第2日程は現役生で学業の遅れを理由として学校長が受験を認めた者が対象となりますが、第2日程の志願者数は718人で、志願者全体に対する占有率はわずか0.13%でした。これは夏期休暇短縮による学業の遅れの解消や、国公立大の個別試験や私立大一般選抜の試験日程との近接や重複を嫌ったことによるものです。

共通テスト参加 706大学

2021年度に共通テストへ参加する大学は、国立82大学、公立91大学、私立533大学のあわせて706大学となり、前年度と同数の参加となりました。今年度は専門職大学の公立1大学、私立大学4大学も増加し、参加大学数はセンター試験時代を通して過去最多となりました。また、短期大学では公立13短大、私立142短大、あわせて155短大が参加となりました。

◆参加大学数の推移
  年度 国立大 公立大 私立大 合計
センター
試験
2011年 82 79 504 665
2012年 82 79 513 674
2013年 82 81 520 683
2014年 82 82 521 685
2015年 82 84 523 689
2016年 82 84 527 693
2017年 82 86 526 694
2018年 82 89 526 697
2019年 82 90 531 703
2020年 82 91 533 706
共通テスト 2021年 82 91 533 706
◆参加短期大学数の推移
  年度 公立大 私立大 合計
センター
試験
2011年 15 148 163
2012年 16 145 161
2013年 15 142 157
2014年 16 142 158
2015年 16 144 160
2016年 15 142 157
2017年 15 139 154
2018年 14 137 151
2019年 13 136 149
2020年 13 139 152
共通テスト 2021年 13 142 155
◆参加専門職大学数の推移
  年度 公立大 私立大 合計
共通テスト 2021年 1 4 5
※国立大・公立大は全大学参加

詳細は大学入試センターHPをご参照ください。