駿台入試ニュース 2025 VOL.1

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医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要
厚生労働省より、医師、歯科医師、薬剤師の国家試験の合格状況が3月14日・25日に発表されました。
これらの3つの国家試験の合格者数(合格率)は、医師国家試験(第119回)は9,486人(92.3%)、歯科医師 国家試験(第118回)は2,136人(70.3%)、薬剤師国家試験(第110回)は9,164人(68.85%)でした。

医師・歯科医師・薬剤師国家試験の合格状況概要

医師国家試験の合格状況

第119回医師国家試験の受験者数は10,282人、合格者数は9,486人で合格率は92.3%でした。前回から受験者数は54人減少、合格者数は61人減少しました。この結果、合格率は0.1ポイントダウンしました。新卒者については、受験者数は9,507人、合格者数は9,029人で合格率は95.0%でした。前回から受験者数は18人増加、合格者数は19人増加しました。この結果、合格率は0.4ポイントダウンしました。
設置別合格率では、国立大93.5%、公立大94.5%、私立大93.3%でした。大学別合格率では、国際医療福祉大が100%の全員合格でした。

医師国家試験の合格状況のグラフ

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

歯科医師国家試験の合格状況

第118回歯科医師国家試験の受験者数は3,039人、合格者数は2,136人で合格率は70.3%と、70%を上回りました。前回から受験者数は78人減少、合格者数は76人増加、合格率は4.2ポイントアップしました。新卒者については、受験者数は1,973人、合格者数は1,657人、合格率は84.0%でした。この結果、新卒者の合格率は2年連続で80%を上回りました。

歯科医師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率では、国立大80.4%、公立大(九州歯科大のみ)77.2%、私立大67.2%でした。大学別合格率が最も高かったのは、前回に引き続き東京歯科大の95.6%で、次いで昭和大の92.9%でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。

薬剤師国家試験の合格状況

第110回薬剤師国家試験の受験者数は13,310人、合格者数は9,164人で合格率は68.85%でした。前回から受験者数は275人減少、合格者数は132人減少、合格率は0.42ポイントアップしました。
なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、受験者数は13,100人、合格者数は9,063人で合格率は69.18%でした。さらに、6年制新卒者に限ると、受験者数は8,061人、合格者数は6,849人、合格率は84.96%という高い合格率でした。

薬剤師国家試験の合格状況のグラフ

設置別合格率は、国立大83.75%、公立大82.88%、私立大67.52%でした。大学別合格率が最も高かったのは千葉大の96.49%で、次いで金沢大の93.33%でした。なお、薬剤師養成に特化した6年制卒業者に限ると、設置別合格率は国立大86.22%、公立大83.53%、私立大67.85%といずれも旧4年制卒業者等を含んだ総数よりも高くなりました。また、大学別合格率が最も高かったのは東北大の100.00%で、次いで千葉大の98.08%でした。

詳細は、大学別合格状況をご覧ください。