駿台入試ニュース 2025 VOL.2
- 2026年度開設予定大学・学部について
- 文部科学省より、大学、学部、学科の設置の認可申請について発表がありました。今回の発表では大学開設はなく、学部開設は20大学20学部、学科開設は5大学5学部5学科の認可申請でした。また、入学定員の変更についても発表が行われ、国立大は1大学、私立大は16大学の申請がありました。
2026年度開設予定大学・学部について
学部設置は20大学20学部、旭川市立大・地域創造、近畿大・看護など
今回発表されたのは、3月末に申請のあった学部、学科の設置に関するもので、今回の発表では新たな大学の設置申請はありません。ただし、昨年11月の文部科学省の発表では、8大学の開設が申請されています。
学部の開設については、国立大の申請はありませんでしたが、公立大は1大学1学部、私立大は19大学19学部で申請が行われました。
公立大では、旭川市立大・地域創造の設置が申請されました。経済、保健福祉に続く3番目の学部となります。私立大では、昭和女子大・総合情報、近畿大・看護などの設置が申請されました。近畿大・看護は2022年度の情報学部開設以来4年ぶりとなる学部設置で、16番目の学部となります。また、今回の申請には、学習院女子大との統合による学習院大・国際文化交流の設置も含まれています。
今回申請があった学部のうち、旭川市立大・地域創造、昭和女子大・総合情報など13大学13学部は、デジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成を目的とした大学・高専機能強化事業の選定大学にあたります。これら大学の学部名に含まれる単語に注目すると、「情報」が5学部、「データサイエンス」が1学部と、情報系学部が目立つほか、これまでの私立大の学部名では少なかった、「デジタル」が2学部、「共創」が1学部(※大学・高専機能強化事業の選定大学を除くと2学部)あることが注目されます。また、亜細亜大・健康スポーツ科学、畿央大・健康工といった、健康と工学を融合した学部も含まれます。
学科の設置については、国公立大の申請はありませんでしたが、私立大では芝浦工業大など5大学5学部5学科で申請がありました。
なお、今回の申請には含まれていませんが、佐賀大・コスメティックサイエンス学環、立命館大・デザイン・アートなど、多くの学部・学科の開設が予定されています。駿台HPに公開中の入試変更点一覧では、こうした変更も掲載しているのでご覧ください。
(詳細は、別表1を参照。なお、4年制大学のみを掲載していますので、大学院・短大については、駿台HPより下記リンク先をご参照ください。)
入学定員変更、申請は国立大1大学、私立大16大学
3大学の薬学部で減員申請
入学定員の変更に関する申請については、国立大の申請が1大学、私立大の申請が16大学ありました。国立大では、京都大・工(電気電子工、情報)で合計20人の増員が行われます。私立大では、理工系を中心に増員が申請された一方、東北医科薬科大・薬など3大学の薬学部薬学科で減員が行われます。特に徳島文理大・薬では150人→90人と60人の減員が行われる予定です。主要大では、東京理科大・創域情報、立教大・環境、関西大・システム理工(グリーンエレクトロニクス工)の新設に伴う増員が申請されています。
(詳細は、別表2を参照。なお、4年制大学のみを掲載していますので、大学院・短大については、下記リンク先をご参照ください。)