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納得するやり方を身につける-結果につながるよいやり方-

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執筆:八尾直輝

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長

目次

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「一般的な正しいやり方」よりも、「自分が納得するやり方」を身につける

経験学習モデルについて1つ注意しなくてはならないことがあります。それは経験学習を通して身につくやり方は、必ずしも普遍的に正しいやり方である必要はないということです。

3つのプロセス「抽象的概念化(=コツを考える)」のフェーズでは、学習者が考え、納得したものが身につくと言われています。指導者から見ると非効率であったとしても、まずは学習者自身が考え、実行したいやり方を考えることが重要です。

指導者から一方的に押し付けられた「正しいやり方」は習得・継続ともに難しいことが多いのです。

アドバイスも必要は必要!?

それでは指導者のアドバイスは必要ないのでしょうか。自力で経験学習を積み上げることができない学習者も多くいます。経験学習モデルの4つのフェーズそれぞれで、指導者は適切なサポートをすることが求められます。 

特に「3.抽象的概念化」では、学習者が自分でアイデアを考えられないこともあります。その際は指導者がやり方を紹介するといった「アドバイス」も重要なのです。 

ポイントは「まず学習者に考えてもらい、難しい場合はアドバイスをする」という順序です。学習者に先んじてアドバイスをしてしまうと、成長の機会を奪うことにもなりますので、注意が必要です。

著者プロフィール

八尾直輝の写真 八尾直輝 株式会社プラスティー教育研究所

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長。 「できない」を「できる」に変換する独自の学習法と習慣形成の支援を行う「学習コーチ」というサービスを開発・提供。 共著には『ゲーミフィケーション勉強法』『小学生から自学力がつく』があり、雑誌『螢雪時代』への寄稿や、講演会の開催、学校・予備校・教育サービス開発に広く携わっている。

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