2022年度入試 駿台生合格実績
名古屋大学 233名
\駿台で合格できる秘訣が分かる/
もともと父親が医者だったこともあり、医学の道に進みたいと思っていました。具体的に志望校を決めたのは高校2年生になってからです。名大医(名古屋大学医学部医学科)を選んだのは、臨床よりも研究に力を入れていることと、地元だったからというのが大きな理由です。
本格的に受験勉強を始めたのは、高校2年生の秋に開催される文化祭が終わってからですね。現役時代、滑り止めとして受験した私立大には一応、合格していました。でも、志望校に行くためなら1年間勉強する価値があると判断したので、浪人の道を選びました。そのとき「同じ環境のままではいけない」と思い立ち、それまで通っていた塾を辞めて、駿台予備学校への通学を始めました。
苦手科目は無理に難しい問題に挑戦せず、基礎的な問題をひたすら解くことが重要だと感じました。自分自身も、不得意な科目は駿台予備学校の教材だけでなく、市販の参考書『化学の新演習』 なども活用していました。ただ授業を受けているだけでは学力は定着しないと思うので、とにかく手を動かして実践を積むことをおすすめします。
適度に息抜きを挟むことでしょうか。自分の場合、根を詰めすぎるとかえって集中力が切れてしまい、再度集中するまでに時間がかかるんです。それでは効率が悪いので、たとえば好きな音楽をちょっとだけ聴いたりして、意識的に休憩するようにしていました。
部活動は高校1年生のときに辞めているので、普段から毎日3時間ほどコンスタントに勉強は続けていたんです。受験勉強を始めてからの勉強時間は、平日5時間、休日10時間くらいでしょうか。高校を卒業してからは、学校代わりに駿台予備学校で9時~17時まですべての授業を受け、帰宅してから3~4時間勉強していました。
就寝時間は一貫して0時半頃と決めていたので、入試間近でも睡眠時間は特に変えていません。
高校卒業後の春に駿台予備学校で受験した模試では、たしか名大医の判定がAかBだったと記憶しています。このときの成績はライバルに現役生が多く、まだ受験対策がちゃんと取れていなかったからだと思いますが、そこからの模試でも志望校の判定はすべてB以上をキープできていました。
成績という具体的な数値ではありませんが、現役時代にセンター試験を受けた直後は、「正直(合格は)厳しいかも…」という気持ちが強かったんです。でも、1年後に受けた共通テストでは、自己採点をした時点で結果に自信を持てたことを覚えています。浪人中に積み重ねた努力がちゃんと自分の実力になっていたんだな、と感じられた瞬間でもありました。
周囲が勉強のできる友人だらけだったので、彼らに囲まれることでモチベーションを維持していました。同じ志望校の友人やレベルが同じくらいの人たちが集まる場所など、刺激をもらえる環境に身を置くことは重要だなとつくづく思います。
時計は2つ持っていくことをおすすめします!
これは友人の話なのですが、試験当日に時計を忘れてしまったんです。結局、時計を2つ持ってきていた別の友人が片方を貸してあげたのですが、貸さなかった方の時計が試験中に壊れちゃったみたいで…。どんなトラブルが起きるかわからないからこそ、試験のマストアイテムは余分に準備しておいて損はありません。
あとはカイロですね。試験当日はとても寒かったので、指がかじかまないようにたくさんカイロを持っていきました。逆に、室内は暖房が効いているので、温度調節できる服装で行くのがいいと思います。
苦手科目に、もっと力を入れておけばよかったですね。現役時代は苦手科目の数学で点数が取れなくて、落ちてしまったので。すべての苦手科目を潰すことはできなくても、せめて得意科目でカバーできるくらいの点数は取れるようにしておけばよかったです。
また、現役時代はセンター試験、浪人時代は共通テストを受験したため、出題内容の違いにも多いに戸惑いました。これから受験される皆さんには、ぜひ英文の速読練習をしてほしいと思います。共通テストに切り替わってから、発音問題がなくなった代わりに長文問題が増えたので、速読スキルは強い味方になるはずです。
新型コロナウイルスが流行した影響で、1年生のころはほとんど対面授業がなかったんです。そのことについて、とくに落ち込んだりはしませんでしたが、想像していた大学生活とは違うスタートだったので、戸惑いはありました。今は実習などもあり充実しています。通学時間がもったいないので、下宿も始めて快適です。
駿台予備学校を選んだ理由は、まわりの理系大学志望の浪人生が、軒並み駿台予備学校に通っていたことと、彼らから講師陣についての評判を聞いていたからですね。
また志望校の一般選抜に面接が組み込まれていたこともあり、駿台予備学校で実施している模擬面接がとても役に立ちました。自分が受けたときは、複数の受験者と討論を行う面接内容だったので、事前に模擬面接を受けたおかげで必要以上に緊張せずに済みました。
また、自宅から高校に通うよりも、駿台予備学校に通う方が1時間ほど近かったので、睡眠時間や勉強時間に多少の余裕ができたのはよかったです。自宅からの距離って、実は結構大事なんだなと実感しました。
浪人するのはなかなか勇気がいることですし、精神的に辛く感じることもあるかもしれませんが、自分はこの道を選択してよかったと思っています。それは、ここで妥協したら、将来必ず後悔するときがくると思ったからです。条件を選べば合格できる大学もあるかもしれませんが、将来を見据えたときに、その選択が自分にとって本当にいいものなのかは考えた方がいいと思います。
それと、理系を目指している人は、数学や理科が苦手科目だと配点的に厳しいです。ぜひ理系の苦手科目は克服してほしいですね。これは自分の反省も込めてのエールです。志望校目指して、がんばってください!
現役合格した大学へは進学せず第一志望に再チャレンジする道へ。ただ授業を受けるのではなく、手を動かし、実践する日々を重ね、ライバルたちに刺激を受けながら合格を勝ち取った。