Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください
イギリス医学に基づき病気だけでなく患者を見る医療に憧れたから。慈恵卒の医師に、英国の医師免許が与えられることを知ったから。
Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください
職業には2つの側面:社会貢献と自足がある。人は生まれてから死ぬまで生涯を通じて医療の恩恵を受ける。自足においても、医師という職業は生涯免許であるため、一生誰かに必要とされ、その期待に応える手段を持つ。そのような人間になりたかったため医師を目指している。
Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況
高1
駿台の授業と学校の勉強は両立しやすく、学校・駿台ともに成績は安定していた。高1の頃から、自習室には毎日通っており、高3生・浪人生の刺激を受けながら彼らと競うように勉強していた。
高2
受験に対する危機感は早めに持ち始めており、新型コロナウイルスによる臨時休校期間中も、駿台の映像配信授業のおかげで生活習慣が乱れることなく、数3を独学で終わらせるなど高いモチベーションを維持できた。
高3・1学期
比較的成績が安定しており気持ちに焦りはなく安定したメンタルで勉強に励めた。高1・2の時期に自分がどのように勉強すれば最も効率よく勉強できるかを研究していたため、受験期に効率的な勉強スタイルを維持できた。
高3・夏
苦手意識が克服できていなかった物理と化学を毎日のように解いていた。化学は化学特講Ⅰのテキストを1問残らず完璧にしたので以後、化学を武器にできた。物理も原理からの導出をしっかり押さえ本質を理解した。
高3・2学期
速読が身に付かず焦っていたが、佐山先生の指導のもと与えられたものをしっかりこなしていたので自然に克服できた。数学には時間が割けなかった。
高3・冬
防衛医科大学合格に向け過去問を始めたが、実力が足りず焦っており、学校の勉強は手につかなかった。
入試直前
防衛医科大学に不合格で浪人生との実力の差を見せつけられ危機感を感じた。
入試本番
国際医療福祉大学から東京医科大学までは順調に成績を上げていきメンタルも非常に安定していた。
Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール
自習室には高1から高3まで、どんなに面倒でも駿台が閉まっていると言う理由以外で自習室にいかない日を作らないようにした。駿台にスマホもiPadも持ち込まなかった。
Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ
手帳の各週欄。手帳に自分が今日何をやったのかをざっくりと書き、どうすれば集中できるのかを研究していた。音の鳴らないキッチンタイマー。自習室は時間の流れを感じないので、ぼうっとしてしまたりしたこともあり、時間を30分間隔で時間を計っていた。
Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと
本気で目指していた防衛医科大学に不合格になった時、医学部志望でもない友人が合格していて、本当に悔しかった。実力不足だとは知っていたが、その子と会うたびに悔しさが芽生えた。しかし、今になっては、その悔しさが現役合格につながったと考えている。
Q7.大学生活の様子
毎日が楽しい!今までは文系の友達が多く、理系ネタが話せる人が少なかったが、日常的に理系な会話ができて本当に充実している。また、東京慈恵会医科大学の特徴であるかもしれないが、個性豊かで日々新しい視点や、考え方に驚かされている。
Q8.これから大学受験に臨む方へのメッセージ
受験はたった一点で合否が決まる熾烈な争いです。「まあいっかな」の気持ちで合否が分かれるのです。あとちょっとだけ頑張ろう、もう1問だけ解こうと自分を追い込んで勉強してください。そうすれば、その小さな1歩1歩が積み重なり、現役合格というゴールに辿り着けると思います。
Q9.駿台に通学した感想
50分授業
メリハリがあり、合間の時間にしっかり休憩できるので、集中力を保って授業に参加できる。
講師
受験を知り尽くし、生徒の相談にも親身に乗ってくださる講師の先生が多くいる。駿台の先生なしに、受験を切り抜けられたと思わないし、勉強以外でも多くを学ばせていただいた。
教材
駿台の講師が作成しており、下手な公式や小手先の技術の紹介ではなく、学問の真髄を伝え、真の学力を高めるよう設計されている。
自習室
学年によらず必死になって勉強する自習室は、互いに競い合い、高め合い、無言で励ましあう空間である。自習室を利用する駿台生の間には自然に仲間意識が生まれ、辛い時期でも自習室にいるからこそ乗り越えられる。