No.3414

筑波大学 医学群 医学類へ受験合格体験記

長谷川 櫂さん
大学・学部
筑波大学 医学群 医学類
学年(2023年度現在)
1年生
出身高校
市川高校
出身地(都道府県)
東京都
得意科目
英語・化学・生物
苦手科目
数学
現役進学or浪人経験
現役
駿台在籍時の校舎
市谷校舎
目次

Q1.進学した大学を選んだ理由を教えてください

筑波大学を志望した理由は、診療参加型の臨床実習期間が他のどの大学よりも長かったからです。実習期間が長い分だけ医療現場での経験を積め、どの診療科が自分に向いているのかをじっくり考えることができます。また、筑波大学では少人数での課題解決型グループ学習を積極的に行なっており、主体性や問題解決能力の向上に繋がると考えました。

Q2.進学した学部を選んだ理由を教えてください

父が小児科医で母が看護師という家庭に育ち、幼い頃から医療の現場を身近に感じていました。治療を受けた子どもたちが病気を克服して成長する様子、そして毎年治療を受けた患者さんから多くの感謝の手紙を受け取る父の姿を見て、やりがいの大きな職業であると考えるようになり、自分も医師を目指すことにしました。

Q3.合格にたどり着くまでの学習状況・メンタル状況

高1

この頃からコロナ禍に入ったものの、学習への不安などはなく過ごしていました。オンライン授業を受け、定期テスト前は追い込みをかけて勉強するといった生活を送っていました。

高2

部活で最高学年となったことで、勉強と部活の両立が大変でした。ただ、通学時間などの隙間時間を活用し、この頃から毎日最低でも3時間は勉強するようになり、模試の偏差値が安定してきました。

高3・夏

駿台の夏期講習をなるべく全タームに入れ、駿台に毎日通う状況を作って勉強しました。定期的に高校の自習室で勉強し、友人たちと会話することでメンタルの維持に努めました。

高3・2学期

志望理由書の推敲や過去問演習に取り組み始めました。網羅系参考書を一通り夏でやり終えたため、駿台の夏期講習のテキストや授業テキストにある発展的な問題を解いていました。

入試直前

駿台の進路アドバイザーの方や高校の先生、そして両親と面接練習を重ねました。体調管理に気を配りながらも、高校へ行くことを息抜きとしながら最後の追い込みを行っていました。

入試本番

推薦入試は「受かればラッキー」という心持ちで受験を決断しましたが、受験本番だけは「絶対受かってやる」と思いながら臨みました。数学の試験が全くできませんでしたが、2日目の面接での巻き返しを狙って1日目の夜にも父親と面接練習を行いました。

Q4.「これだけは毎日取り組んだ」「受験勉強中は絶対にこれはやらない」などのマイルール

受験期では、電車やバスの中など通学時間は絶対に勉強するようにしました。主に単語帳や生物の教科書などの暗記を行い、机がなくてもできる勉強は通学時間内で完結できるようにしていました。

Q5.こだわり勉強法や勉強グッズ

私のこだわり勉強法は勉強計画を立てることです。私の場合は終わらせたい参考書の終了期限を設けてそこから逆算して計画を立てたり、次の日にやりたいことを前日のうちに手帳に書いてまとめたりしていました。やるべきことが可視化できたり、バランスよく勉強することができる最高の方法だと思います。自分の学習のクセも掴めてくるので、この方法は早いうちからやることをお勧めします。
また、理科の問題集や模試などで出てきた中で知らなかった知識をまとめたオリジナルノートを作り、模試前や入試前はこれさえ確認できれば良いようにしていました。

Q6.大学受験にまつわることで辛かったこと

私は受験期に漠然とした不安を抱えながら生活していました。どのくらい勉強すれば受かるという保証もないので、常に「勉強しなければ」という衝動に駆られていたように感じます。そういうときは、一度人と話すなどしてリフレッシュする時間を設けることが大事だと、受験期を通して気付かされました。

Q7.大学受験をしてよかったことや得られたこと

継続して勉強する力が身に付いたと感じています。私は中学生の頃から通学時間の一部でも勉強時間に充てるよう心掛けており、その習慣によって得られた知識や心の余裕が受験期にとても役立ちました。実際に長期間コツコツと勉強することは、効果を実感しにくく大変だと思います。ですが、今の少しの努力が後になって大きく人生を左右する結果となり得ますので、継続した勉強を怠らないようにしてください。

Q8.大学生活の様子

大学では高校よりも自由な時間が多く、友人と遊んだり部活に打ち込んだりと好きなことをして過ごすことができます。ただ自由な分責任も伴い、授業の選択など自分でやらなくてはいけないことが増えた印象もあります。そして、大学では高校と比べて様々な友人を作ることができ、毎日が刺激的で楽しいです。私は大学から始めた弓道にのめり込み、大会入賞を目指して部活漬けの日々を送っています。

Q9.これから大学受験に臨む方へのメッセージ

大学・入試について詳しく調べてみてください。大学受験には様々な入試方式があります。部活動ばかりで課外活動が疎かという人でも挑戦できるような、推薦入試の形式も存在します。私自身部活動でかなり忙しく、課外活動にあまり時間を割けませんでした。しかし、オンライン上で行われるイベントに参加したり、家から送れる古本募金に取り組んだりと自分なりにできることを模索してやってきました。みなさんも入試について調べることで、今後の過ごし方や学外の活動などに対する考え方が変わってくるはずです。もし自分の力で調べきれない場合は、家族の力を頼っても良いと思います。頑張ってください。

Q10.駿台に通学した感想

50分授業

一般的な塾よりも1コマの授業時間が短く、集中力の維持に努めることができました。また、2回の休憩時間のおかげで授業内に分からなかった部分を消化することもできました。

講師

問題の本質まで遡って教えてくれた講師の方が多かったです。質問対応も丁寧で、分かるまで一緒に考えてくれ、答えへと誘導してくれたことを覚えています。

教材

問題のレベルが高く、予習にはかなり苦労しました。ただ、様々な種類の発展的な問題が記載されており、高3の夏以降は主に駿台の授業テキストを用いて問題演習を行っていました。

職員スタッフ(クラス担任、進路アドバイザー、クラスリーダー)

進路アドバイザーの方には、志望理由書の添削と面接練習の際に特にお世話になりました。面接練習では答える内容から所作に至るまで教えていただき、面接試験に対する自信に繋がりました。

入試情報

医学部受験は情報戦であると個人的に考えており、駿台が蓄積してきた多くの医学部進学に関するデータを自分の受験に活用できたことは、自分にとって大きな強みになりました。

模試

駿台全国模試は、他の予備校が行っている模試よりも難易度が高いと感じた模試でした。特に理科は、他の模試ではあまり見かけない応用問題が多数出題され、抜けている知識や身に付けるべき応用力を確認する良い機会となっていました。

医学部合格を目指す方へ

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