大学受験を控える受験生にとって、秋から冬にかけての時期は、日々の学習に加え、志望校の最終決定や出願準備など、重要なタスクが目白押しの季節です。
特に国公立大学を目指す場合、共通テストの結果を踏まえた的確な判断や、複雑な入試日程の把握が必要不可欠となります。
「出願期間はいつからいつまでなのか」「前期と後期は何が違うのか」「Web出願の手順は?」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、国公立大学の出願期間(例年のスケジュール)をはじめ、前期日程と後期日程の違い、出願方法の流れ(インターネット出願など)、出願時に注意すべきポイント、そして出願後にできることまで、受験生が知っておくべき情報を網羅的に解説します。
これらの情報は、単なる手続きの話ではなく、合格を勝ち取るための戦略の一部でもあります。ぜひ本記事を参考にして、不安を解消し、余裕を持った万全の状態で受験本番を迎えてください(本記事は2025年12月時点の内容です)。
国公立大学の選抜方式

国公立大学の入試制度は、大きく分けて3つの選抜方式から成り立っています。それぞれの方式には明確な特徴があり、求められる能力や準備の内容も異なります。
まずは、これら3つの方式について深く理解し、自分がどの方式を利用すべきか、あるいは併用すべきかを検討することが大切です。
一般選抜(一般入試)
一般選抜は、その名の通り最も多くの受験生が利用する標準的な選抜方式です。この方式は、基本的に学力試験の結果を重視して合否を決定するもので、多くの国公立大学では定員の大部分をこの一般選抜で募集しています。
最大の特徴は、「大学入学共通テスト(旧センター試験)」と、各大学が独自に実施する「個別学力検査(二次試験)」の合計点で合否を判定する点にあります。
共通テストは例年1月中旬の土日に全国一斉に実施され、国公立大学志望者は原則として6教科8科目(理系・文系で選択パターンは異なる)を受験する必要があります。
この共通テストの得点は、基礎的な学力を測るものとして利用されるだけでなく、志願者が多数の場合に行われる「第一段階選抜」の基準としても用いられることがあります。
共通テスト終了後、自己採点結果をもとに志望校を決定し、出願を行います。その後、2月下旬から3月中旬にかけて実施される「個別試験(二次試験)」では、記述式の問題が中心となることが多く、より高度な思考力や表現力が問われます。
大学入学共通テストと個別学力検査の合計点で合否が決まる点が大きな特徴であり、両方の試験対策をバランスよく進めることが重要です。
また、大学によっては共通テストの配点を高く設定していたり、逆に二次試験の配点を重視していたりと、配点比率は様々です。自分の得意科目が活かせる配点の大学を選ぶことも、一般選抜における重要な戦略の一つと言えるでしょう。
学校推薦型選抜(推薦入試)
学校推薦型選抜は、出身高校の校長からの推薦を受けて出願する方式です。かつての「推薦入試」にあたるもので、一般選抜とは異なり、学力試験一発勝負ではなく、高校時代の日頃の努力やプロセスが評価される側面が強い入試形態です。
出願にあたっては、高校が作成する「調査書(成績証明書)」の提出が必須となります。この調査書には、全教科の評定平均値(成績)や、部活動、生徒会活動、ボランティア活動などの記録が記載されており、大学側はこれらの情報を重要な評価資料として用います。
多くの大学では出願条件として「評定平均値4.0以上」などの基準を設けており、学習成績が秀でていることが求められます。
選考方法は書類審査に加え、小論文、面接、プレゼンテーション、口頭試問などが課されることが一般的です。近年では、国公立大学でも共通テストの受験を必須とするケースが増えており、基礎学力の担保を求める傾向が強まっています。
日頃の学習成果や学校生活での取り組みが評価の鍵を握ると言えるため、高校1・2年生の段階からコツコツと成績を維持し、課外活動にも積極的に参加することが対策となります。
なお、国公立大学の推薦型選抜には「公募制」が多く、大学が定める出願要件を満たし、学校長の推薦があれば誰でも出願可能です。
一方で、私立大学で一般的な「指定校推薦(大学が特定の高校に推薦枠を与える制度)」は、国公立大学ではほとんど実施されていません。また、合格した場合は必ず入学することを確約する「専願」が基本となる点にも注意が必要です。
総合型選抜(旧AO入試)
総合型選抜は、以前は「AO入試(アドミッション・オフィス入試)」と呼ばれていた方式で、学力試験の点数だけでなく、受験生の人物像や意欲、適性を多面的・総合的に評価する入試です。
この方式の最大の特徴は、各大学・学部が掲げる「アドミッション・ポリシー(求める学生像)」とのマッチングが重視される点にあります。
出願時には志望理由書や活動報告書、自己推薦書といった膨大な書類の提出が求められ、自分がなぜその大学で学びたいのか、将来どのような目標を持っているのかを具体的にアピールする必要があります。
選考期間は比較的長く、一次選考(書類審査)を通過すると、二次選考として面接、小論文、プレゼンテーション、模擬講義への参加、グループディスカッションなどが行われます。これらを通じて、「学力の3要素」を詳しく見極められます。
単なる学力だけでなく、大学で何を学びたいかという意欲や適性が重視される傾向にあり、早期からの対策と深い自己分析が求められます。
例年9月頃から出願が開始されるため、一般選抜よりも早い時期に合否が決まります。ただし、近年では国公立大学の総合型選抜でも共通テストを課す場合が増えてきており、学力試験対策をおろそかにすることはできません。
募集人員は一般選抜に比べると少ないですが、自分の強みや熱意をアピールしたい受験生にとっては大きなチャンスとなるでしょう。
国公立大学(一般選抜)の出願期間

国公立大学一般選抜の出願期間は、毎年非常にタイトなスケジュールで設定されています。この期間を逃すと受験することすらできなくなるため、スケジュールを正確に把握しておくことは極めて重要です。
ここでは、例年の一般的なスケジュール感を解説しますが、正確な日程はその年度の募集要項で必ず確認するようにしてください。
国公立大学の一般選抜(二次試験)の出願期間は、例年1月下旬から2月上旬(およそ10日間程度)に設定されています。
この期間の始まりは、1月中旬に行われる「大学入学共通テスト」の直後です。受験生は共通テスト終了後、すぐに自己採点を行い、その結果を予備校などに提出します。
数日後に返却される判定結果(A判定、B判定など)や度数分布表を参考にしながら、最終的な出願校を決定することになります。
共通テスト終了後から出願締切までの期間が非常に短いため、事前のシミュレーションと迅速な意思決定、そしてミスのない手続きが不可欠です。
具体的な日程の流れは以下のようになります。
前期日程 個別学力検査(二次試験)
出願期間終了後、まずは前期日程の試験が行われます。試験実施日は例年2月25日から始まります(医学部など一部の学部・学科では26日以降も実施される場合があります)。
合格発表は3月6日から3月10日頃にかけて、各大学のWebサイトや掲示板で行われます。前期日程は募集人数が多く、第一志望とする受験生が最も多い日程です。
後期日程 個別学力検査
後期日程の試験は、前期日程の合格発表が終了した後、例年3月12日以降に実施されます。
合格発表は3月20日から3月24日頃に行われます。
後期日程まで粘り強く戦う受験生にとっては、精神的にもタフさが求められる時期ですが、最後まで諦めずに挑むことが重要です。入学手続の締切日は年度末の3月27日頃となるのが通例で、非常に慌ただしいスケジュールとなります。
中期日程
一部の公立大学(一部の薬学部や工学部など)では、前期日程と後期日程の間、具体的には3月8日頃に試験を実施する「中期日程」を設けています。
実施大学は公立大学に限られ、数も多くはありませんが、前期・後期とは異なる日程で受験できるため、受験機会を増やすための貴重な選択肢となります。中期日程で合格を確保しつつ、後期日程に挑む(あるいは前期の結果を待つ)といった併願戦略を組むことも可能です。
毎年ほぼ同じ時期にスケジュールが組まれますが、日付は年度によって曜日等の関係で微調整されることがあります。特に、郵送期間の締め切りが「消印有効」か「必着」かは大学によって異なる場合があるため、必ずその年度の募集要項で正確な期日を確認してください。
前期日程と後期日程の違い

国公立大学の一般選抜は「前期日程」と「後期日程」(一部公立大の中期日程)に分かれて実施されますが、これらは単に試験日が違うだけではありません。
募集人数や試験内容、さらには合格決定のルールにおいても大きな違いがあります。これらを理解せずに併願プランを立てると、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。
募集人数と試験内容の違い
国公立大学一般選抜では、募集人員(定員)を前期と後期に分割する「分離分割方式」が採用されています。しかし、その配分は均等ではありません。
一般的に、募集人数の約8割程度が前期日程に割り当てられており、後期日程の枠は残りの約2割程度と非常に狭くなっています。特に難関大学や医学部などでは、後期日程を廃止し、前期日程のみで募集を行うケースも増えています(例:東京大学、京都大学の一部の学部など)。
多くの受験生が前期日程で第一志望校に挑戦するため、募集人員が少ない後期日程は必然的に高倍率となり、激戦になる傾向が見られます。
また、試験内容(科目)にも顕著な違いがあります。前期日程では、共通テストに加え、国語・数学・英語・理科・地歴公民など2〜4教科の記述式試験が課されることが一般的です。
これに対し、後期日程では教科数を1〜2教科に減らしたり、学力試験の代わりに「小論文」や「面接」、「総合問題」のみを課したりする大学が多く見られます。
これは、前期日程で基礎学力が高い層を選抜した後、後期日程では多様な能力や特定の分野への適性を持つ学生を選抜したいという意図があると考えられます。そのため、後期日程を受験する場合は、前期とは異なる対策(小論文対策など)が必要になるケースが多いのです。
前期合格と後期受験の関係
受験戦略を立てる上で最も注意しなければならないのが、前期日程と後期日程の「合格・入学手続き」に関するルールです。
前期日程と後期日程は、同一の出願期間にそれぞれ出願手続きを行います。つまり、前期の結果が出る前に後期日程にも出願しておく必要があります。ここで重要なのが、「前期日程で合格し、入学手続きを行った場合の扱い」です。
国公立大学の入試ルールでは、前期日程で合格し、所定の期日までに入学手続きを完了した受験生は、たとえその後に行われる後期日程(および公立大中期日程)の試験を受験したとしても、合格者としては扱われません(合格対象から除外されます)。
前期日程で合格し入学手続きを完了した場合は、後期日程を受験しても合格者とはなりませんので、第一志望校の選定順位には十分な注意が必要です。
これは、一人の受験生が国公立大学の定員を重複して確保することを防ぐための制度です。したがって、「前期は滑り止めで確実に合格し、後期で第一志望にチャレンジする」という戦略は、国公立大学同士の併願では基本的に通用しません。
逆に、前期日程で不合格だった場合、あるいは前期日程で合格しても入学手続きを行わなかった(辞退した)場合に限り、後期日程での合格の可能性が残ります。
ただし、前期日程の合格発表から入学手続き締切までの期間は短いため、前期合格校を辞退して後期にかけるかどうかの判断は非常にシビアなものになります。基本的には「前期=第一志望」「後期=敗者復活戦または再チャレンジ」という位置づけで考えるのが一般的です。
出願方法の流れ(インターネット出願など)

かつては書店で願書を購入し、手書きで記入して郵送するのが一般的でしたが、現在では国公立・私立を問わず、多くの大学で「インターネット出願(Web出願)」が導入されています。
利便性は向上しましたが、手続きの手順を誤ると出願が受理されないリスクもあります。ここでは一般的なインターネット出願の流れを確認しましょう。
- 募集要項の確認と準備
まずは志望大学の公式サイトから「学生募集要項」をダウンロードし、熟読します。出願期間、必要書類、試験科目などを確認します。また、手元に調査書や顔写真データ(または写真)などを準備します。 - 出願サイトでの情報登録
大学が指定する出願登録サイト(UCAROなどのポータルサイトを利用する場合もあります)にアクセスし、アカウントを作成します。その後、画面の案内に従って、志願者の氏名、住所、高校名、志望学部・学科、利用する共通テストの成績請求番号などを入力します。 - 検定料(受験料)の支払い
入力情報の確認後、検定料を支払います。クレジットカード、コンビニエンスストア、ペイジー(銀行ATM・ネットバンキング)などから選択できる場合が多いです。 - 必要書類の郵送
インターネット上で登録を済ませただけでは出願完了にはならない点に十分な注意が必要です。
Web登録と支払いが終わったら、大学指定の「宛名ラベル」などを印刷し、調査書、共通テスト成績請求票(Web入力でない場合)、写真票などの必要書類を封筒に入れ、郵便局の窓口から「簡易書留」や「速達・簡易書留」で郵送します。 - 受験票の受領
大学側で書類が受理されると、受験票が発行されます。最近は紙の受験票が郵送されるのではなく、出願サイトから自分でダウンロードして印刷する形式が増えています。
この「Web登録」+「支払い」+「書類郵送」の3点セットが揃って初めて出願完了となることを忘れないでください。
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出願時に注意すべきポイント

大学入試の出願は、人生を左右する重要な手続きです。「うっかりミス」が原因で受験資格を失うことだけは避けなければなりません。ここでは、特に出願時に陥りやすいミスや注意すべきポイントを5つ挙げます。
1. 書類の不備・不足
出願書類の中で最も準備に時間がかかるのが、出身高校が発行する「調査書」です。調査書は担任の先生が作成し、校長印を押すなどの手続きが必要なため、依頼してから発行されるまでに1週間〜2週間程度かかることがあります。
出願直前になって「調査書が足りない!」と気づいても、高校側がすぐに対応できない可能性があります。また、開封無効の厳封された封筒を開けてしまったり、汚損してしまったりすると無効になります。
調査書の発行には日数を要する場合が多いため、出願校が決まりきっていなくても、想定される最大数を早めに高校へ依頼しておくことが推奨されます。
また、推薦書や志望理由書が必要な場合は、さらに作成時間がかかります。募集要項のチェックリストを活用し、同封すべき書類に漏れがないか何度も確認しましょう。
2. 出願締切の勘違い
出願期間には「締切日」がありますが、その扱いには「消印有効」と「必着」の2種類があります。
- 消印有効: 締切日の当日に郵便局の窓口で受け付けてもらえば、大学への到着が翌日以降になっても有効。
- 必着: 締切日のその日までに大学に荷物が届いていなければならない。
この違いは決定的です。「消印有効だと思っていたら必着だった」というミスは致命的です。また、郵便事情や天候によっては配送が遅れる可能性もあります。
「必着」と「消印有効」の違いを正しく理解し、締切ギリギリを狙うのではなく、期間中盤には大学に届くよう余裕を持って郵送することが大切です。
3. 入力ミス
Web出願では、手書きのような読み間違いは防げますが、逆に入力ミス(タイプミス)が発生しやすくなります。
よくあるのが、生年月日の選択ミス、現住所の番地抜け、メールアドレスの入力間違いなどです。さらに深刻なのが、志望する「学部・学科」や「試験方式(前期・後期など)」、「選択科目」の選択ミスです。
これらを間違えて登録してしまうと、当日希望する科目を受験できなかったり、判定に使用されなかったりする恐れがあります。
入力内容は送信前に画面を保存(スクリーンショットなど)し、一人で確認するのではなく、保護者や先生など第三者にダブルチェックしてもらうと安心でしょう。
4. 検定料の支払いミス
検定料(受験料)の支払いにも期限があります。Web登録を行った後、「支払いは後でコンビニでしよう」と思っていて、そのまま支払い期限(Web登録から○日以内、など)を過ぎてしまうケースです。支払いが確認されないと、出願データは無効となります。
また、コンビニ支払いや銀行振込の場合、上限額の設定や手数料の不足などでエラーになることも考えられます。クレジットカード決済の場合も、カードの有効期限や利用限度額に注意が必要です。
支払い期限は出願締切日(書類郵送締切日)よりも早く設定されているケースがあるため、募集要項での確認が必須です。
5. その他の確認事項(メール・受験票)
Web出願システムを利用する場合、大学からの連絡は登録したメールアドレス宛に届くことが多くなります。「出願登録完了メール」や「支払い完了メール」、そして「受験票発行のお知らせメール」などです。
迷惑メールフィルタの設定によっては、大学からの重要なメールが届かないことがあります。ドメイン指定受信設定を確認し、確実に受信できるようにしておきましょう。
また、受験票が「ダウンロード方式」の場合、大学から郵送されてくるのを待っていても届きません。
大学からの重要な連絡を見逃さないよう、確実に受信できるメールアドレスを登録し、受験票の発行時期になったら自発的にサイトを確認する習慣をつけましょう。
出願後にできること(志望変更は可能か、確認方法など)

無事に出願書類を郵送し、手続きを終えた後、受験生はどう過ごすべきでしょうか。また、もし気持ちが変わった場合、変更は可能なのでしょうか。
まず大前提として、出願手続き完了後は、志望校や学科の変更、選択科目の変更などは原則として一切認められません。
一度受理された願書を取り下げたり、別の大学に振り替えたりすることはできません。だからこそ、出願前の検討段階で悔いのない選択をすることが何よりも重要なのです。
出願後にすべきことは、以下の通りです。
- 出願状況の確認
多くの大学では、Web出願システム(マイページなど)で現在のステータスを確認できます。「受付中」「受理済み」「受験票発行待ち」などの表示を確認し、書類が正しく届いているか見守りましょう。もし、書類に不備があった場合は大学から電話やメールで連絡が来ることがあるので、着信やメールには注意を払ってください。 - 受験票の確認と保管
受験票が手元に届く(またはダウンロード可能になる)のは、試験日の1〜2週間前頃が一般的です。入手したらすぐに、氏名、試験会場、試験時間、受験科目などに間違いがないか確認します。特に試験会場がキャンパス外の施設になる場合もあるため、地図で場所をよく確認しておきましょう。 - 二次試験対策(過去問の活用)
出願が済んだら、あとは試験本番に向けてラストスパートをかけるのみです。この時期は、志望大学の過去問演習に集中的に取り組むべき時期です。過去問を解くことで、出題傾向に慣れ、時間配分の感覚を養うことができます。特に記述式の解答作成能力は、添削指導を受けるなどして磨きをかけましょう。 - 宿泊・交通の手配
遠方の大学を受験する場合は、早めにホテルや航空券・新幹線の手配を行いましょう。国公立大学の試験日は全国で重なるため、宿が取りにくくなることがあります。雪などの天候トラブルも想定し、余裕を持った移動計画を立てることが大切です。 - 前期・後期の準備
前期日程の結果が出る前に、後期日程の試験日が近づいてきます。前期の手応えに関わらず、後期日程に向けた勉強(小論文対策など)も並行して進めるなど、最後まで気を抜かずに準備を続けるメンタル管理も重要になります。
まとめ

本記事では、国公立大学の出願期間や仕組み、注意点について解説してきました。
国公立大学の一般選抜は、共通テスト終了後の1月下旬から2月上旬という非常に短い期間に出願を行わなければなりません。また、前期日程・後期日程という独自のシステムや、Web出願特有の手順など、注意すべき点が多岐にわたります。
- 選抜方式: 一般・推薦・総合型の違いを理解する。
- 日程: 共通テスト後のスケジュールは過密。事前にシミュレーションを。
- 仕組み: 前期合格・手続き者は後期合格対象外となるルールを忘れない。
- 出願: Web登録だけでなく、支払いと書類郵送まで完了して初めて出願となる。
- 注意: 書類の不備や締切の勘違いは命取り。第三者のチェックを活用する。
受験勉強の追い込みで忙しい時期かと思いますが、出願手続きは合格への第一関門です。「知らなかった」で涙をのむことがないよう、募集要項をしっかりと読み込み、一つ一つ確実に手続きを進めてください。もし悩む場合には、高校の先生や予備校に相談してみてください。
