執筆:八尾直輝
「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長
では新しいやり方を取り入れるときはどうすればいいでしょうか。先生や友達から「効率の良い」やり方を教えてもらうのはよいですが、注意点が1つあります。それは「人から教えてもらったことを、心からすぐに納得して実行するのは難しい」ということです。
このパターンは前々回の4つのパターンの「△:継続注意」にあたります。頭では良いやり方と理解できても、それを継続できるかはまったく別なのです。
新しいやり方を継続するためには、頻繁にチェックするのが効果的です。毎週の小テストを活用し、結果が出るたびに自分のやり方を見直すようにしましょう。先生と定期的に面談ができるのであれば、継続状況をチェックしてもらうのがよいでしょう。やり方は以下の2つです。
例えば、「英単語を例文と一緒に覚える」というやり方であれば、例文を書いたノートをチェックしてもらうのがよさそうです。その場で口頭で小テストをしてもらうのも効果的です。先生からチェックを受けるという受動的な姿勢ではなく、自分から宣言し、チェックのやり方を設定する主体的な姿勢で臨むのがポイントです。
自分なりの納得感を醸成するためには、結果を出すのが近道です。小テストの得点が伸びていけば、自分のやり方に自信をもてるはずです。
このように、自分なりの試行錯誤をすることで、最終的に「◎:成績上昇」のやり方を身につけることができるのです。
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「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長。 「できない」を「できる」に変換する独自の学習法と習慣形成の支援を行う「学習コーチ」というサービスを開発・提供。 共著には『ゲーミフィケーション勉強法』『小学生から自学力がつく』があり、雑誌『螢雪時代』への寄稿や、講演会の開催、学校・予備校・教育サービス開発に広く携わっている。
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