勉強のやり方を変える-自分が納得したやり方を少しずつ改善する-

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執筆:八尾直輝

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長

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継続しながら、小さな改善を続ける

前回の4つのパターンから単語の暗記を例に、具体的に「〇:要改善」の取り組み方をみていきましょう。たとえば「毎日10個単語を覚える」という勉強法をやっていたとします。自分にあったやり方で毎日継続できているけど、どうしても結果が出ないとき、みなさんはどう考えるでしょうか。例えば以下のような改善策が考えられます。

  • 5日間で10個ずつ覚え、週末2日で覚えているか自分でテストする
  • 前日にやった単語10個を復習し、新しい単語を10個覚えるのを繰り返す
  • 覚える際に発音しながら覚えるようにする
  • 苦手な単語は辞書で調べ、例文を見て覚えるようにする

このように、自分のやり方を定期的に見直し、小さな改善を重ねていくことが重要なのです。

模試や定期試験ごとに、やり方を見直す

ではどのタイミングで見直すのがいいでしょうか。必ずやってもらいたいのが模試や定期試験の後です。試験の結果を踏まえ、客観的な結果を見て自分の学習法を振り返りましょう。良い結果が出ているのであれば変える必要はありませんし、悪い結果であればやり方を見返すよいきっかけになるでしょう。

慣れたやり方を変えるポイントは2つあります。

1つ目は小さな改善から始めることです。これまでの習慣を利用しつつ、継続できるような小さな変化を加えていきましょう。

2つ目は成績の振り返りを学校や塾の先生と一緒にやることです。客観的なアドバイスをもらうことで、変化の必要性をしっかりと認識することができます。

著者プロフィール

八尾直輝の写真 八尾直輝 株式会社プラスティー教育研究所

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長。 「できない」を「できる」に変換する独自の学習法と習慣形成の支援を行う「学習コーチ」というサービスを開発・提供。 共著には『ゲーミフィケーション勉強法』『小学生から自学力がつく』があり、雑誌『螢雪時代』への寄稿や、講演会の開催、学校・予備校・教育サービス開発に広く携わっている。

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