信頼関係を築くには-信頼関係を築くためのアプローチ-

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執筆:八尾直輝

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長

目次

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失敗を恐れず、成長の機会と捉える

失敗は避けられないものですが、それを成長の機会と捉えることが重要です。親は子供に失敗を恐れずに挑戦する姿勢を育てるため、以下のような対応が効果的です。

子供が失敗したときにも、その経験から学ぶことができる点を見つけ、ポジティブなフィードバックを提供してください。例えば、「今回の試験で点数が伸びなかったけど、前回よりも計算ミスが減ったね。その部分は成長したと思うよ」と声をかけることができます。

また、自分自身の失敗経験や成功体験を共有し、失敗を乗り越えることで成長できることを伝えましょう。「私も大学受験の時には何度も落ち込んだけど、そんな時に友達や先生に助けられて、乗り越えられたんだ」と話すことができます。

さらに、実際の失敗をもとに、具体的な改善策や次の行動について一緒に考えることで、子供の解決策を見つける力を育てましょう。「この問題で苦戦したね。どうすれば次回は解けるようになると思う?一緒に考えてみよう」と提案することができます。

失敗を恐れずに挑戦する姿勢を育てることで、子供は自分の限界に挑戦し続け、大学受験だけでなく、将来の人生においても成長し続けることができます。

生活面やメンタル面でのサポート

大学受験は生活面やメンタル面でも多くのサポートが求められます。親は以下のような方法で、子供の生活や心のケアに気を配りましょう。

まず、子供の睡眠や食事、運動習慣など生活習慣全般を見守り、適切なアドバイスやサポートを提供してください。例えば、「もう少し早めに寝ると、朝スッキリ起きられるよ。明日は大事な試験だから、今日は早めに寝ようね」と声をかけることができます。

また、子供のストレスや不安を察知し、リラックスする方法を提案することも大切です。例えば、「最近緊張が続いているみたいだね。ちょっと一緒に散歩に行って気分転換しよう」と誘うことができます。

さらに、子供の感情に寄り添い、共感を示すことで、心のケアを行いましょう。「試験前で不安な気持ちがあるんだろうね。私もそんな時はドキドキするけど、一緒に乗り越えていこうね」と励ますことができます。

子供の生活面やメンタル面でのサポートを行うことで、親子間の信頼関係が築かれ、子供はより安心して大学受験に臨むことができます。

親子で目標設定と意識の共有

親子で目標設定や意識の共有を行うことは、受験生をサポートする上で重要な役割を果たします。まず、子供が自分自身の目標を明確にし、それを親に共有することが大切です。親は子供の目標を尊重し、必要に応じて適切なアドバイスやサポートを行います。

例えば、子供が「第一志望の大学に合格したい」という目標を持っている場合、親は「その大学に合格するためにはどんな勉強や準備が必要か?」や「どのようなスケジュールで取り組むべきか?」などの質問を通して、子供の意識を高めることができます。

また、親子で定期的に進捗状況を確認し、達成度合いや改善点を話し合うことも効果的です。これにより、子供は自分の目標に向かって努力し続ける意欲が高まります。

親子で目標設定や意識の共有を行うことで、お互いの理解が深まり、親子間の信頼関係が強化されます。これにより、受験生はより安心して大学受験に取り組むことができるでしょう。

著者プロフィール

八尾直輝の写真 八尾直輝 株式会社プラスティー教育研究所

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長。 「できない」を「できる」に変換する独自の学習法と習慣形成の支援を行う「学習コーチ」というサービスを開発・提供。 共著には『ゲーミフィケーション勉強法』『小学生から自学力がつく』があり、雑誌『螢雪時代』への寄稿や、講演会の開催、学校・予備校・教育サービス開発に広く携わっている。

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