コーチングとは?-コーチングの原則を理解する-

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執筆:八尾直輝

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長

目次

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コーチングとは何か?

コーチングは主に大人向けに用いられることが多いですが、親子間のコミュニケーションにも多分に応用することができます。コーチングの目的は、子供が自ら学ぶ方法を習得し、自己成長を促すことです。そのために以下の要素を理解することが重要です。

  • コーチングは、子供が自ら問題を解決できるように導くアプローチ方法
  • コーチングを行うコーチは、子供に対して質問を投げかけ、気づきや新たな視点を提供する
  • コーチングは、子供が自分自身の答えを見つける手助けをすることが目的であり、直接的な指示や答えを与えるものではない

大学受験をコーチングの視点からサポートする際、これらの基本原則を念頭に置くことが重要です。

コーチングの得意なことと苦手なこと

コーチングには得意なことと苦手なことがあります。

以下が代表的な例です。

得意なこと苦手なこと
子供の可能性を引き出す
長期的に成長する
自分に最適なやり方を見つける
最低限の成果を出す
短期的に結果を出す
一般的に良いとされているやり方を覚える

コーチングは万能薬ではありません。そのため、子供をサポートする際には、コーチングが得意とする面と苦手とする面を理解し、状況に応じて適切なアプローチを選択することが重要です。短期的な結果が求められる場面では、コーチングだけに頼らず、適切な学習指導やサポートも行うことが大切です。

コーチングを実践する上での留意点

子供の大学受験をサポートする際にコーチングを実践するにあたって、いくつかの留意点があります。

まず、子供の意見や考え方を尊重し、対話を通じて彼らの主体性を引き出すことが大切です。親が一方的に意見を押し付けたり、過度に干渉することは避けましょう。子供が自分で考え、行動する力を育てることが、長期的な成功へと繋がります。

また、子供の状況を適切に把握し、励ます言葉や適切なアドバイスを提供することが求められます。受験生はプレッシャーやストレスを抱えやすいため、適切なサポートを行うことで、子供のメンタル面を安定させることができます。

さらに、親自身がコーチングの原則を理解し、実践することで、子供に対して良い手本を示すことができます。親がコーチングの考え方を自らの言動に取り入れることで、子供も自然とコーチングの考え方を身につけ、自己成長に役立てることができるでしょう。

著者プロフィール

八尾直輝の写真 八尾直輝 株式会社プラスティー教育研究所

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長。 「できない」を「できる」に変換する独自の学習法と習慣形成の支援を行う「学習コーチ」というサービスを開発・提供。 共著には『ゲーミフィケーション勉強法』『小学生から自学力がつく』があり、雑誌『螢雪時代』への寄稿や、講演会の開催、学校・予備校・教育サービス開発に広く携わっている。

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