「承認」のコツ③-「観察」が承認の質を向上させる-

八尾直輝の写真

執筆:八尾直輝

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長

目次

\ 受験に役立つ情報配信中 /

変化を見逃さない

前回の記事に書いたように、直接会話をしなくとも、相手の様子を「観察」することで承認の材料を見つけることができます。
ポイントは「変化」を意識することです。

挨拶の声や表情に注目しましょう。
普段との違いから、モチベーションの有無や学習の進捗状況を読みとれることもあります。
また学習状況や小テストの結果などデータを見ることで気づくことも多いでしょう。

また学習に直接関係のないことでも、変化に気づくことは重要です。
家庭であれば、起床時間・就寝時間や、食事中の様子などのルーティンの変化から、生徒の学習改善のヒントを多く発見できます。

事実をそのまま言葉にしてみる

変化に対して承認が重要です。承認の際には難しく考えず、まずは事実を言葉にするだけで十分です。
以下を参考に、短い言葉でいいので、積極的に子供の変化に承認を与えていきましょう。

  • 「先週よりも学習時間が増えたね」
  • 「今日は遅刻をしなかったね」
  • 「授業中とても集中しているように見えたよ」
  • 「いつもよりも早起きだね」
  • 「食事中に勉強するようにしたんだね」

著者プロフィール

八尾直輝の写真 八尾直輝 株式会社プラスティー教育研究所

「勉強のやり方」を教える塾プラスティー・塾長。 「できない」を「できる」に変換する独自の学習法と習慣形成の支援を行う「学習コーチ」というサービスを開発・提供。 共著には『ゲーミフィケーション勉強法』『小学生から自学力がつく』があり、雑誌『螢雪時代』への寄稿や、講演会の開催、学校・予備校・教育サービス開発に広く携わっている。

プラスティー公式サイト
この記事をシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次