模試の復習ノートの作り方|教科別のポイントや受験に向けた活用方法も解説

2022.03.01 
監修者:駿台予備学校 教務課
ノート

模試の復習ノートとは、模試終了後に間違えた問題を抽出し、解き直すために使用するものです。これにより、自分の弱点分析ができ、受験勉強に大いに役立ちます。この記事では、受験生に向けて模試の復習ノートの作り方、教科別のポイントなどについて解説します。受験勉強にお悩みにの方は、ぜひ参考にしてください。

模試の復習ノートが必要な理由

模試の復習ノートとは、間違えた問題、理解が不足していた問題をまとめるノートのことです。1冊のノートに苦手な問題をまとめられるため、自分の弱点克服のために役立つでしょう。苦手ポイントが何かを分析し、解けない問題を減らしていくことがおもな目的となります。ここでは、模試の復習ノートが必要な理由について解説します。

自分の弱点を集めた参考書が作れる

模試の復習ノートは、正解できなかった問題、理解できていなかった問題だけを書き込みます。これにより、自分の弱点のみを集めたノートが作成でき、効率よく復習できます。限られた時間で復習するためには、すでにできる問題は飛ばすことも大切です。復習ノートで苦手問題だけを解き直せば、効率よく弱点克服できるでしょう。

解けない原因と対策がわかる

自分だけの復習ノートを作ることで、解説を見る手間を最小限にできます。ノートを活用すれば、理解が追いついていない部分や、その問題が解けない理由が見えてくるでしょう。小問の計算ミスや暗記ができていない場合は基礎からやり直すなど、勉強方針を修正した対策が可能です。

入試前に効率よく復習できる

入試前には、限られた時間で今までの学習を振り返らなければなりません。その際に模試で解けなかった問題だけを確認できる復習ノートがあれば、短時間で苦手ポイントを振り返れます。模試は学習状況や大学入試の内容にあわせて出題されています。本番で応用が効くという効果も期待できるでしょう。

模試の復習ノートは必要ないと言われる理由

模試の復習ノートをあえて作る必要はなく、参考書や解説書で済ませたほうが効率的だという意見もあります。しかし、こういった参考書や解説書は内容が網羅されているため、自分にはもう必要ない情報も掲載されています。

自分の弱点ポイントを抽出し、原因を分析するためには、復習ノートが効果的です。復習ノートを作成する時間は無駄ではありません。その後の学習効率を考慮すると得られる効果は大きいです。

模試を復習するタイミングと方法

模試を復習するためには、どのタイミングで何をすべきか解説します。

【模試当日】自己採点をする

模試当日は記憶が新しく、問題を解いた手応えがわかっているときです。このときに1回目の復習を行いましょう。模試では、理解ができていないのに偶然正解してしまうときがあります。採点結果を参考にすると、苦手ポイントの抽出が完璧にできません。効率よく復習するためにも、必ず当日に自己採点し結果を振り返るようにしましょう。

【1週間後】模試の復習ノートを作る

模試が終了した1週間後には、模試の復習ノートを作るようにしましょう。できなかった問題を理解し、なぜできなかったのか原因を分析しなければなりません。これには模試の解答時間の2倍以上かかることもあります。また、復習ノートを作っただけで満足せず、その後も繰り返し復習ノートを見返し、知識を定着させることが大切です。

【入試直前】復習ノートを活用する

入試の直前期には、復習ノートを活用して弱点をつぶしていきましょう。解答時間を守って解き直し、完全に解けるようにしておきます。また、復習ノートは入試直前の短時間での見直しにも役立ちます。苦手ポイントだけ抽出したノートを確認しておけば、短い時間で全体を振り返られるでしょう。

模試の復習ノートの活用方法

模試の復習ノートにはさまざまな活用方法があります。それぞれどのようなものか、詳しく解説します。

自己分析に役立てる

模試の復習ノートには、解けなかった問題を書き写すとともに、時間をかけすぎた、問題文を読み間違えたといった理由も併記しておきます。問題単位ではなく、全体の感想を書いてもよいでしょう。そうすることにより、問題が解けるかどうかだけではなく、心理面での自己分析が可能です。本番で同じような失敗をしないような教訓にもなります。

今後の計画を立て直す

受験勉強は限られた時間のなかで計画的に行わなければなりません。復習ノートにより弱点ポイントを分析すれば、どのような勉強をすべきか計画を立てるときに有効です。自分で計画を立て直せないとき、判断に迷ったときは、学校の先生や駿台スタッフに相談してみましょう。

模試の復習ノートの作り方

受験勉強に大いに役立つ復習ノートは、具体的にどう作ればよいのか、作り方を紹介します。

間違えた問題をノートにまとめる

復習ノートの基本は間違えた問題の抽出です。解けなかった問題、ミスした問題、たまたま正解したが完璧に理解しているわけではない問題をまとめましょう。問題は書き写してもよいですし、模試をコピーして使っても問題ありません。ただ問題を並べるのではなく、解説文や分析を書けるスペースも用意しておきましょう。

完璧になるまで解き直す

模試の復習ノートは弱点分析と、弱点をなくすことが大きな目的です。模試の復習ノートの記載した問題は、必ず自力で解けるようになるまで復習しましょう。ただ結果を暗記するのではなく、理解が重要です。正誤を確かめられるように、模試の正解を書き写しておくと効率的です。

解くために必要な情報を書き加える

正しい解答を導くためには、解答を書くだけでは足りません。間違えた理由や、理解していない部分の詳しい解説、つまずきやすいポイントなども書き加えましょう。これは、入試直前の見直しにも役立ちます。自分専用にカスタマイズされた参考書でピンポイントに注意点がわかれば、当日のミスも減らせるでしょう。

復習ノートの教科別ポイント

復習ノートの細かなポイントは教科ごとによって異なります。教科別の復習ノート作成ポイントを解説します。

英語

英語では文法・単語と長文でノートを分けてもよいでしょう。

文法・単語では、忘れてしまった文法や単語をノートにまとめ、暗記を確実なものにします。長文用のノートでは、理解できなかったポイントをメモしつつ和訳を記載しましょう。

英語では、復習のときに音読する方法もおすすめです。苦手な文章をまとめておき、音読して復習しておきしょう。

英語は、英作文や和訳において自己採点が難しい分野でもあります。模範解答と見比べる、学校や駿台でアドバイスしてもらう、といった方法も活用してください。

数学

数学は間違えた問題を、自力で論理展開しつつ解答できるようすることが重要です。

具体的には、見開き1ページにつき1問記載したノートを作成します。大きな空きスペースができますが、そこには解答する流れと(論理展開)解答を書いておきましょう。解答部分はまずは自分で解き、その後解答と見比べ足りない部分、誤っている部分を赤字で訂正します。これにより、解き方における弱点も炙り出せるでしょう。

数学は類似問題が出題されることも多いため、復習ノートの効果が出やすい教科です。

国語

古文や漢文は、覚えるべき文法や単語も復習ノートにまとめておきましょう。文章を記載するときは、問題文とともに現代語訳も記載しておきます。

現代文は解答だけではなく、なぜその解答が導けるのか原因や過程まで記しておきます。解答を確認したうえで気になる点や原因となる箇所は復習ノートにしっかりと記載しておきましょう。

理科

理科は物理・化学・生物どの教科でも暗記分野と計算分野があります。

暗記分野では、間違えた問題だけではなく、そこにまつわる関連知識を教科書や参考書を使用してまとめましょう。問題集から問題を抜粋して書いておくこともおすすめです。

計算分野では、数学のように見開き1ページにつき1問記載し、解く過程や解答を記載する方法がよいでしょう。

どちらも復習ノートには、不明点や理解できない箇所を記載しておきます。

地歴公民

日本史・世界史・地理・倫理・政治経済はどれも暗記事項が多い科目です。暗記抜けがあった部分は、そこだけではなく周辺知識まで復習ノートに記載しておきましょう。

地歴公民では、知識をもとに自分の考えやわかることを記述する問題もあります。こういった問題はただ暗記するだけでは答えられません。出来事の背景や原因、与えた影響など、複合的に内容を記載するようにしましょう。

このようにして、苦手なポイントや苦手分野をまとめた復習ノートを作成してください。

まとめ

模試の復習ノートは、ただ振り返るだけでなく、自分の弱点分析に役立ちます。入試直前で時間がないときでも、自分用に効率的に内容をさらえます。ひとりでは間違いを修正できない、理解を深められないといった場合には駿台で講師に質問する方法もあります。